2012年01月18日
インドの売春宿で見た悲しい現実・・・
皆さま、こんにちは。共同代表の本木です。
現在私は、インドで児童買春の現地調査を行なっています。今日は売春宿に調査に行ったお話をします。

注)この写真の光景はカンボジアです。
調査に行った売春宿には幾つかの部屋がありました。大きな部屋が売春婦と男性が出会う場所です。
タバコの煙が充満していました。そしてそこに売春をする女性と男性が合計で50人ぐらいいました。客に気に入られた女性は、別の小さな小部屋(ベッド分の広さしかない)に連れて行かれます。
この空間から女性が逃げ出すのは無理でしょう。階段はひとつしかなく、窓には鉄格子が付けられています。密閉れている、と言っても過言ではありません。
私が訪問したところは、3-4階までありました。上の階のほうが若い女性が多いようです。それはなぜか。
若い女性は人身売買の被害にあったばかりであり、逃げ出そうとするからです。
1-2年はこの売春宿に軟禁されます。だんだんと逃げ出す可能性がなくなってくると、ガード付きで外に出ることが可能になります。そして借金を返済しおわると同時に客からは新鮮味がなるので、売春側としても新しい女性を働かせたほうが儲かるというのです。
宿から用済みとされてしまった女性はどこにいくのでしょう。それは2階です。社会的スティグマにより故郷に戻ることはもはやできません。
そして、売春宿を出たとしてもいくところもなく、稼ぐ手段ももたないのです。だから、売春婦たちは売春宿にとどまります。そうしてどうにか稼ぎ、商売ができなくなれば、要領がよいものはマダム=搾取側にまわり、要領が悪いものは掃除婦になるのです。
売られてしまった女性たちは、本当に悲しいことに、売春宿からは物理的にも社会的にも逃げ出すことは不可能なのです。
このような女性たちの人権を侵害する問題を必ずかものはしが解決に貢献できるように、これからの事業を考えて実行するべきだと強く思いました。
カテゴリー: 現地調査




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