子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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サバイバーに日本からメッセージを届けたい

みなさまは「サバイバー」という言葉をご存知でしょうか。
サバイバーとは「人身売買の被害にあいながらも困難に立ち向かい、
闘い続ける人」を意味します。

今年の9月上旬、インド現地NGOの
「kolkata sanved(コルカタ・シャンブド)」という団体から
サバイバーの方が2名日本に初めて来日されます。
かものはしは、サバイバーの方が来日されるこの機会にコルカタで活動している方や
現地のサバイバーへ日本からメッセージを集めて贈りたい
と考えています。

20170718_message
※写真の女性は来日されるサバイバーの方とは関係がありません

村社会から押されてしまう負の烙印


「家族の家計の助けになりたい」
「家族を自分が支えなければならない」
このような温かい気持ちを持った女の子たちが
インドでは人身売買の被害にあってしまっています。
また、売られたのちに売春宿から救出された後も
彼女たちは困難に立ち向かわなければなりません。

それが「スティグマ」です。
彼女たちは救出されて村に戻っても、
「村の伝統的価値観から外れた女性」とみなされ、
心も体もけがれてしまった女性とレッテルを張られてしまうのです。
ひどい場合には、家に火をつけられてしまう場合もありました。
そのような困難の中、「サバイバー」である彼女たちは闘い続けているのです。

Kolkata sanved

自分に降りかかる不条理に対して闘い続けているサバイバーですが、
中には売春宿に売られてしまったことで自分の体は自分のものだという感覚が
持てなくなってしまう女性もいます。

そのような女性たちにインドの現地NGO「Kolkata sanved(コルカタ・シャンブド)」は
DMT(Dance Movement Theraphy:ダンスを通して、
自分の体を自分の意志や心で動かすことで自己肯定感を生み出し、
自分の体を取り戻すプログラム)を提供しています。(以下コルカタ)
コルカタの中には、実際に自身も人身売買の被害にあったサバイバーの方もいて、
心に傷を負ってしまった多くの方にDMTを提供しています。

日本からのメッセージで安心感をとどけたい

かものはしは、コルカタのスタッフやDMTを受けているサバイバーに向けて、
日本からメッセージを集めて贈りたいと考えています。
メッセージを贈ることで、コルカタのスタッフやサバイバーの方に
「日本でも、ともに闘っている仲間がいる、自分たちだけではない」
という安心感を届けたいと思っています。

インドで人身売買の被害にあいながらも困難に立ち向かうサバイバーの方や
そのサバイバーの方たちに向けてDMTを提供してるコルカタのスタッフの方にとって、
みなさまのメッセージは大きな支えになります。
ぜひサバイバーやコルカタのスタッフに向けたメッセージを下のコメント欄にお書きください。
よろしくお願いいたします。

詳細

メッセージの対象

Kolakata sanved(コルカタ・シャンブド)のスタッフ
コルカタのDMTを受けているサバイバー

期間

~8月31日まで

皆さまからのメッセージは、かものはしで英語に翻訳し、
模造紙に装飾をして来日されるサバイバーの方に記念品として届けます。
また、メッセージがコルカタに届き次第、FB等でご報告いたします。

※下のコメント欄にメッセージをお書きください。
 メッセージは日本語でお書きになっていただいて大丈夫です。
 いただいたメッセージはかものはしが責任を持って翻訳し、コルカタの方にお届けします。