子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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本気だから対立する。それでも一緒につくりたい世界がある。 ~プロボノによる総会参加レポート~

いつもかものはしプロジェクトを応援いただきありがとうございます。

広報スタッフの早瀬です。

2019年総会でみなさまと

 

かものはしプロジェクトには、サポーター会員のみなさまをはじめ、さまざまな形で関わり、一緒に「子どもが売られない世界」をつくってくださる法人企業や個人の方がいらっしゃいます。

法人企業のなかで、例えば、アビームコンサルティング株式会社さま(以下アビームさま)は、ご寄付、社員の皆さんのプロボノ活動(※)など、長い間多岐にわたるご支援をいただいています。

社員の江原さんが、6月の総会に参加し、その様子を社内報にてレポートしてくださっていました。

江原さんは、プロボノとしてプロジェクトに参画してくださっているだけでなく、かものはしを寄付先としてチャリティランナーになってくださったこともあります。さらに、今では個人でサポーター会員としてもご支援くださっています。

江原さんの社内報レポートが、総会に参加されなかったご支援者さまにもその様子が伝わる内容でしたので、抜粋してご紹介いたします!

※プロボノとは・・・「プロボノ」とは、社会人が仕事を通じて培った知識やスキル、経験を活用して社会貢献するボランティア活動全般を指す言葉です。(出典:日本の人事部より抜粋 https://jinjibu.jp/keyword/detl/428/

江原さんや数名の社員の方がチャリティランナーに。江原さんは最前列の女性

 

江原さんより

こんにちは、アビームコンサルティング株式会社の江原です。

もともと子どもを取り巻く問題や国際協力に関心があったこともあり、かものはしプロジェクトのミッションに魅かれて入社以来活動に関わらせていただいております。

かものはしの皆様の想いや行動力には日々本当に感銘を受けています。また、いつも優しくしていただいて感謝しております!

6月には、オンラインで開催されたかものはしプロジェクトの総会に参加しました。

​​​​​​​事業内容の報告に加え、クロストークで経営陣の深い想いも伺うことができて、大変勉強になりました。

印象的だった箇所をご紹介したいと思います。

ディレクターによるクロストーク

ディレクター4名(小畠氏、清水氏、村田氏、本木氏)とファシリテーター:新理事の篠田 真貴子氏により、クロストークが行われました。

改めて、19年度大変だったことは?

村田)日本事業の方で、プランニングをしてこれから実行という段階なので、資金があればやりたいことが沢山出てくる。

​​​​​​​いろんな夢がある中で、寄付がなかなか増えていかない制限がある。課題があるのが分かっていて、海外から学べることも見えているのに、資金面の制約が大きいのがもどかしい

清水)ありすぎて何から話したら良いか。

直近で一番しんどかったのは、インドでコロナが原因で全土封鎖が行われて、サバイバーの人たちが、手元に現金がないからご飯が買えない・食べるものがないという連絡をもらったときにパニックだったことと、その後にスーパーサイクロンがきて、根こそぎもっていかれてしまったこと。

サイクロンのとき、ムスリムのサバイバーは断食の季節で、断食明けのお祭り直前のタイミングだった。通常なら1か月のファスティング明けなのに、祝うものが無く、東京からやれることがないのも辛かった。

経営陣とファシリテーター

 

4人が共にやっていこうと束ねられている、扇の要にあたるものは?

本木)好奇心と意地

今は異なる人同士がともに生きていくのが難しいと言われている。ディレクターが異なる考え方・性格だが、お互いや課題に対する知的好奇心と、「社会に対して分断の解消をやろうとしているのに、4人でも一緒にできないのはだめ」という意地で束ねられている。

小畠)自分たちが生きたい世界を、自分たちで体現したいと思う根性や想い

分断は解決しないかもしれないが、社会の力を使ってどうしたらできるかを真剣に考えて実行するという根性や想いが要。バラバラな方向性かもしれないが、根性や想いを4人共持っている。

村田)不条理な状況をなくしたいという想いと、諦めの悪さ=できることを探してやる前向きさ。

「なんとなく必要そう」ではなく、尊厳を重視している。

清水)一つ目はヒューマニティだと感じる。みんながみんな大切の人であり、特定の時期に特定の思いをもって集まった大切な仲間であり、意見の対立があっても、相手に対する深い愛情がある。

二つ目は、誰しもが癒されることが可能であり、癒された先に描きたいという世界が広がっていること。人生の中で沢山のことを経験して、傷が癒されたときに沢山の未来が広がっていることを感じてきた。

海外含め各所から100名程が参加

 

江原さんのご感想

ディレクターの方々が本気で人生をかけて問題の解決に取り組んでいるからこそ、意見の対立やミッション変更の難しさがあるという点が特に印象的でした。

その難しさに対して、「共にやっていこうと束ねられている扇の要」にあたるものとして挙げられたものも印象的でした。

好奇心・意地・根性、不条理な状況をなくしたいという想い・尊厳を大事にしていること・相手への深い愛情など、様々な要素によって、意見の対立があっても、温かみをもって活動が前進しているのだと納得しました。

また、色々やりたいこと・やるべきことが見えている中で資金面の制約が大きいということも改めて認識し、ファンドレイジングの重要性を感じました。

今後の活動では本会で感じたことも思い出しながら、コロナ禍の厳しい状況も乗り越えられるよう支援できたらと思います。

***

いかがでしたでしょうか。

一部のご紹介となりましたが、社内報では、クロストークをはじめ総会全体を丸ごとありのままレポートしてくださっていました。

江原さん、アビームのみなさま、いつも本当にありがとうございます。

かものはしプロジェクトでは、法人企業さまからのご寄付や事業を通じたご支援なども受け付けております。

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