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ベアテ・シロタ・ゴードン記念賞(ウーマン・オブ・ザ・イヤー)を受賞しました!

2014/5/11(日)
NPO法人「アクティブミドル国際協会」主催のもと、
ベアテ・シロタ・ゴードン記念賞の第1回授賞式が行われ、
そちらの賞を当団体代表の村田が受賞いたしました!
この賞は、戦後、日本国新憲法の人権・男女の平等に関する条項の草案に関わった米国のベアテ・シロタ・ゴードンさんの業績を顕彰すると同時に、その功績を継承し、新たな時代の推進役として国内外で活躍する女性を選出しているものです。
ウーマンオブザイヤー1
※実際の授賞式での場面
記念賞創設の元となったベアテ・シロタ・ゴードンさんは、
ウィーン生まれでウクライナ系ユダヤ人(ロシア統治時代)の父母を持ち、少女時代に日本で育った方です。
彼女はわずか22歳の時に、
1946年の日本国憲法制定の中の「女性の権利」において、
当時の世界の憲法では、
最先端だったともいえる内容だった人権保護規定を書きました。
このことにより、その後アジアの女性権利に関わった人物として知られ、
戦後も何度も来日され、
アジアの、そして日本の女性の権利の確立のために力を尽くされました。
また、美智子皇后様も、ベアテさん死去後の誕生日に出した文書で、
「日本における女性の人権の尊重を新憲法に反映させた」
と功績をたたえていらっしゃいます。

下記の文章は、この受賞に際しての村田からのコメントです。

『私たちは、子どもが売られる問題をなくすために、12年間活動してきました。子どもが売られる問題は、女性の人権を著しく侵害する問題です。女性の権利を守るためにご活動されていたベアテさんの賞を頂くことで、アジアの女性の人権問題を知って頂く機会になりますし、とても励まされました。また、日本人の女性として、今日このように女性リーダーとして活動することが出来るのも、ベアテさんが女性の権利を守るために動いて下さったからだと思います。もし、ベアテさんがいらっしゃらなかったら、日本の女性の活躍には、もしかしたら、もっともっと時間がかかっていたかもしれないのかなと感じました。ベアテさんの娘さんのニコルさんから、ベアテさんが亡くなる数日前まで日本の女性のために動いて下さっていたと聞き、熱いものがこみ上げてきました。
今、この時代に、自由に活動することができ、まだ色々な制約はあるけれども、努力をすれば女性達が色々なことが出来るようになったのも、ベアテさんのご尽力のおかげだと思うと、日本人女性の一人としてベアテさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の賞は、日本人女性としても、アジアの子ども・女性を守る活動をしている者としても、とても光栄で、励まされました。
当団体を選んで下さり、誠にありがとうございました。』
ウーマンオブザイヤー2
※左からベアテさんの娘ニコルさん、代表の村田、ベアテさんのお孫さん
今回の受賞は、
かものはしの活動を支えてくださった皆さんのおかげでもあります。
いつもかものはしプロジェクトを応援いただきありがとうございます。
これからも、日本、そしてアジアで活躍する女性の代表として、
村田が先頭を切り「子どもが売られる問題」
を解決するために全力で走り続けていきます!
皆さまと一緒に前進してまいりたいと思いますので、
引き続きご支援のほどよろしくお願いします!