【かもインターン卒業文集 #1.阿部】インターン生活を振り返ってみた!
皆さんこんにちは!インターンの阿部です。
このブログを読んでくださっている皆さんのほとんどは、「かものはしインターン」が何なのか、あまりイメージがないのではないかと思います。
私たちインターンは普段は学生や社会人でありながら、広報やイベント・寄付活動のサポートをすることでかものはしの活動に参加しています。
皆さんに入会キットをお届けする作業も、実はちょこっとインターンがやっていました!
サポーターの皆さんは、寄付を通じて参加して、
ボランティアの皆さんは、活動を通じて参加してくださっていますよね。
そんな、色々なかものはしとの関わり方の一つだと私は思っています。
インターンであること
そしてわたしにとってかものはしのインターンは、2つの重要な意味を持っています。
1つは、学生にしか「できないこと」であり、また学生にとっては数少ない「できること」である、ということです。
インターンの業務は、大体週に7-15時間程かかります。
そのため今の日本社会では、社会人でインターンをやるのはとても難しいのではないかと感じます。(もちろん、社会人インターンも募集してます!)
その点、大学生は空きコマ等を使ってインターン業務をこなしやすいです。
一方で、学生が何か国際協力や社会貢献に繋がる活動をしたいと考えたとき、その選択肢は社会人に比べて少ないと思っています。金銭的な協力が難しいからです。
「世界と向き合ったとき自分自身にできるのは、こうして活動に携わっていくことなんだ」と感じながらインターン生活を送ってきました。
2つ目は、自分の居場所であることです。
私はいま大学3年生で、大学入学と同時にコロナが流行りだしたため、サークルや部活に入ることができず、なかなか心地よい人間関係を築けずにいました。
その中で大学1年生の終わりにかものはしでインターンをはじめたことで、ようやく自分が必要とされ他者に頼れる居場所ができたような気がしています。
定期的な面談で、なんでも相談してました
私が1年半ほどインターンを続けていることに対して、よく「なんで??」と言われるのですが、私がここまで続けた理由はこの2つがとても大きいです。
それだけ自分にとって大切な場所なのです。
広報というお仕事
私は広報・WEBインターンとしてかものはしに入り、FacebookとLINEを主に担当しています。
このことを私が伝えると、友達にこんなことを言われました。
「国際協力をしたいのに、SNSって…地味じゃない?」
たしかに、"国際協力"というと、途上国で学校を建てたり、難民キャンプで支援活動をしたり、そういうことがイメージされやすいかもしれません。
ですが、SNSをはじめとした広報が、かものはしのように世界の課題に立ち向かう団体にとっては非常に重要なことだと私は考えています。
なぜなら、SNSを通じてかものはしと出会い、応援してくださるサポーターさんがいるからです。
広報活動がなかったら、きっとこんなにも多くのサポーターさんには出会えず、かものはしの事業はもっと小さなものになってしまうでしょう。
だから私は、自分のインターンでの業務にプライドを持ち、
「自分も社会の一員として貢献できているんだ」という実感を持ち続けていました。
インターン生活で得たこと
「インターンして良かったことや学んだことは何?」と聞かれることも多いです。
良かったことや学んだことを全て挙げようとするとキリがないのですが、そのなかでも一番大きな学びは、これだけ多くの方々が真剣に社会問題に向き合っている、ということです。
普段の生活では、国際協力の話題はなんだか"綺麗ごと"を言っているようで、小恥ずかしく感じてしまいますし、時には"ガクチカ"(就活で問われる「学生時代に力をいれてやってきたこと」)として捉えられてしまうこともあります。
しかし、かものはしでは、「社会を良くしたい」が当たり前にそこにあり、声に出すことができる。それも、スタッフさんとだけでなく、サポーターさんとも共有することができます。
私も皆さんのようなかっこいい大人になりたいと強く思いますし、日々のモチベーションになっています!
色々な支援の形と想いを聞けたダイアログ!
また、かものはしのスタッフさんたちが私たちインターンを「よそから来てる学生」のような扱いでなく、本当にかものはしの一員として見てくださっていることも、良い経験になりました。
そのため、ただ与えられた作業をするだけではなく、イベントの企画やサポーターさんへのインタビューなど、その時自分がやりたい!と思ったことはほとんど実現できました。
「かものはしと大学生を繋げたい!」と思って企画したイベント!
こんな良い環境、めったにないのではないでしょうか。
大学生活の中でかものはしでインターンできて、本当に良かったと心から思っています。
インターン卒業に向けて
ここまでお読みいただき、伝わったと思うのですが、私はかものはしでの時間をとても大切に思っています。
しかし、今月末でかものはしインターンを卒業することになりました。
1年間フランスに留学するためです。
かものはしから離れるのは、正直、とても寂しいです。
それでも、この1年半で得たことや出会えた皆さんとの出会いや気づきを大切にしながら、これからも私なりにできることを模索したいと思っています。
いつか私もかものはしが影響を与えた女性や子どもと同じくらい、沢山の人に希望を与えられる存在になりたいという野望があります。(笑)
また、今NPO・NGOでの活動に興味がある人や、何かやりたいけど行動に移すことが難しいと感じている人には、ぜひかものはしでのインターンをオススメしたいです。
きっと、大きな力になるはずです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
またどこかで皆さんに会えたら幸せです。
かものはしプロジェクトインターン 阿部