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みなさんの声を聞かせてください!〜かものはし「対話のイベント」から〜

こんにちは! ソーシャルコミュニケーション部の鳥居真樹です!

今日はわたしたちが大切につくっている「対話の場」について紹介させてください。

 


もっと声を聞きたい。という思いからスタートした「対話のイベント」

「サポーターさんたちの声をもっと聞きたい。フラットにお話ししたいなあ」というシンプルな思いから「対話のイベント」がはじまりました。2019年にスタートした「かものはしダイアログ」(第1回目の様子はこちら) 以来、さまざまなイベントを開催しています。


この2年間は、コロナの影響でイベントが全てオンラインとなり、顔を合わせることのできないもどかしさが募る日々が続きました。一方で、日本の地方だけじゃなく、なんと海外からの参加も増えました。オンライン開催だからこそ、関わってくださる方の幅が広がっているなあと感じています。

 

「対話」ってなんだろう?

わたしたちが全てのイベントで大事にしているキーワードが「対話(ダイアログ)」です。「議論」「交渉」「討論」とは違い、「対話」はひとつの答えを出すことを目的とせず、お互いの話を聞きあうことを大切にします。
さまざまな「わたし」の意見を同じテーブルの上に並べ、「それってどういうこと?」「なんでそう思ったの?」とお互いの声を聞きながら、共に考えを深めていきます。

この「対話」の先で、どんなあたらしい「気づき」が生まれるのか、と
毎回かものはしスタッフ自身もワクワクしながら参加しています。


みんなでルールを確認してスタートします。

 

多様な背景を持つサポーターさんたちの「わたし」の話が飛び交う場所

かものはしの対話イベントは、”家庭や職場でもない” ちょっと特殊なサードプレイス(第三の場所)です。普段は出会う機会がまったくないような仕事や年齢の異なる人々が、たまたま「かものはしサポーター」という共通点を持って集います。そんな場だからこそ、普段はなかなか口にしにくいような社会課題や「わたし」の話から「なんでこうなんだろう?」「もやもや・・」「なにかできることはないかな!」という素直な言葉が飛び交います。


かものはしプロジェクトでは、現在3つのイベントがあり、それぞれ場のカラーも違います。


今年の年次報告書(30P)でもご紹介しています!


一つ目、「かもお茶会」は最初の一歩にぴったりな「雑談の場」です。イメージはたまたま立ち寄った人同士でお話しする「宿場町の団子屋」。完全ノーテーマで、そのとき集った人たちと気軽におしゃべりしています。会社の休憩時間や在宅ワークの合間などちょっとした隙間を使って全国各所から参加してくれたみなさんと、私も毎回どんな話が聞けるのか楽しみにしています。「お茶会ということでせっかくなら」とケーキを片手に参加してくれた方もいて、とてもほっこりした気持ちになることも。


<参加者からの声>
「かものはしスタッフやサポーターさんの顔が見えて、仲間なんだなあと思えました。」
「若いひとと話すとエネルギーをもらえるのでいつも楽しみです。」
「在宅ワークで人と話したかったので勇気を出して参加しました。」


かもお茶会の様子。常連さん・初めての方も「かものはしポーズ」でパチリ!


二つ目、
「かものはしダイアログ」はひとつのテーマをじっくり語らう「対話の場」です。イメージはみんなでじっくり話そうと集まった「町の寄り合い」

毎回のテーマは「答え」のないものばかりだからこそ、わたし自身もどう話そうか迷うこともたくさんあります。ただ参加者みんなで「うーん・・むずかしい」「考えたことなかったなあ」といつもは使わない部分の頭をフル稼働させながら、「まだ言葉にしきれないのですが」と話しています。ここは「まとまらない言葉」をそのまま持ち寄っていい場所なんだ、という安心感が生まれているなあと感じています。
過去イベント一覧


<参加者からの声>
「こんな多様な背景を持った人と出会えるところはない。」
「普段はこんな風に自分の頭の中にあることを口にできないかも。」


「これについて話したい!」というテーマをみんなで持ち寄ります!


三つ目、連続講座
「かものはしゼミ」は、社会を変えるを一緒につくるを目指し「ともに学び合う場」です。イメージはみんなで学び合う「町の寺子屋」。ゼミの様子は、ブログで詳しくお伝えしています

ゼミが始まった頃は「こんなに社会を良くしていこうと真面目に考えているひとがたくさんいるんだ」ということが単純に嬉しい驚きでした。回を重ねるうちに、「こんなに素敵な人たくさんいるなら、もっと一緒になにかやってみたい!」という思いが徐々に高まっていきました。


<参加者からの声>

・自分として居られる、そして「一緒に学ぶ」ことができる豊かな場所だった。
・非日常の中の居心地の良い場。毎回面白い気づきがあって、次は何があるんだろう?というワクワク感があった。
・ゼミの参加を経て、確かな心の変化がありました。本当に社会を変える体制づくりはまず自分自身に変化をもたらすことなのだと感じました。


毎回使用していた振り返りシート。学んだこと、感じたことを皆に共有します。

 

「なにかがはじまるかもしれない」という気配。

とある日、イベントでサポーターさんが話してくれたのは、自分の仕事やものづくりの仕組みや色々なことに、何となく感じるようになった「もやもや」でした。
ただ、その葛藤のなかには「もっとこうだったらいいのに!」という熱い思いの「たね火」を感じたのです。

そこで「その「もやもや」をみんなで一緒に話してみませんか?」と声をかけました。

そこからはじまったのが、サポーターさんと共同企画型「かものはしダイアログ」です。
これまでのように運営側で決めるのではなく、サポーターさん自身の日常にある「もやもや」や「もっとこうなったらいいのにな」という想いを起点にテーマを決め、共同で対話の場をつくっています。

 



テーマ

『自分も社会も「しあわせなモノの売り買い」ってなんだろう?』


一緒にちょっと立ち止まって、

自分にとっても社会にとっても「しあわせなものの売り買い」

ってなんだろう?と考えてみませんか。

 

「対話の場」において社会課題や当事者の現状について「知る」こと、参加者自身の感想や気づき、もやもやを「語る」ことを通して、人それぞれさまざま学びがあります。

例えば、私の場合では、「わたし(個人)」の問題だと思っていたことが、実は「社会(システム)」の問題だったと気づいたり、また「社会問題」を深掘りしていくうちに「自分ごと」になる瞬間があったりします。
そんな風に「社会」と「わたし」を往復しているうちに、「すべて地続き、入れ子構造のように繋がっているのかも?」と感じ、まずは身近なことからはじめてみようかなと思うようになりました。

対話を経て、ゆっくりと着実に動き始めている仲間たちの姿をみると、「この場から何かがはじまるかもしれない」そんな気配を感じています。


『かもゼミの放課後での1枚。『聞くこと』をとても大切に対話を学び合ってきました。』

 

あえて「答え」を持たずに。これからもみなさんの声を聞かせてください。

「対話の場に、温泉みたいな心地よさがあるのはなんでだろう?」という声がありました。
どんなに意見がちがっても、まずはお互いの言葉を聞こうという「対話」は、お互いの「尊厳」を大切にしあうためのひとつの方法なのかもしれません。

この先、どんな場になっていくかはあえて「答え」を持たずに、これからもみなさんと一緒に話しながら作っていきたいと思っています。
ちょっと話してみたい、というテーマのお持ち込みも大歓迎!タイミングがあったら、ぜひ、お気軽にご参加くださいね。

みなさんの声を聞かせてください。お話しできることを楽しみにしています。

鳥居 真樹TORII MAKI

ソーシャルコミュニケーション担当

学生時代、姉妹団体ゆるかも、インターンとして活動に参加。東日本大震災を機に「まずは足元の暮らしに向き合いたい」と衣食住にまつわる仕事に就き、農村部での地域おこしや、オーガニックカフェ社員、 伊豆半島の古民家で電気水道ガスのない暮らしを経験する。「どこで暮らしていても、ひとが自分の可能性を諦めない仕事をしたい」と、2021年入職。

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