子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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〜かものはしダイアログ〜支援者の皆さまとの対話を続けています!

こんにちは!広報ファンドレイジングスタッフの樋山です。

かものはしでは2019年から、支援者の皆さまとの対話企画を続けています!団体内でさまざまなイベントはあるものの、今まで皆さんと「対話をする」という企画は存在していませんでした。

私たちが支援者の皆さんと話したいこと、お聞きしたいことを、一方通行でなく「対話をする」という形で実現できないだろうか?お互いの関係をもっと豊かなものに変化していけないかと考え、少人数での対話「かものはしダイアログ」を始めました。

初めての試みであったため、毎回形を変えての実験を続け、昨年は総会を含め全部で5回開催しました。

今回、簡単にではありますが、皆さまにご報告させていただきます!

 

【1回目】「皆さんの声を聞かせてください!」

記念すべき第1回目、正会員・かもカフェ!(社会人ボランティア)・サポーター会員・監事・元インターン・スタッフなどまさにステークホルダーの皆さまにご参加いただきました。

対話の内容は「ミッションを拡大するとしたらどう思いますか?」と「新しく事業地を広げることについてどう思いますか?」という問いかけをさせていただきました。

↑問いについて、参加者の発言の中から出てきたキーワード。

入社3年目の私よりも深く団体のことを理解してくださっていて、、
ハッとするような発言が多くとても勉強になりました。

 

参加者の声

「かものはしらしいオープンな場であった。」

「かものはしを今まで以上にすごく身近に感じ嬉しかった。」

「参加者がどんな考え方/立場/スタンスでかものはしに関わっているかが分かった。」
「かものはしがやりたいと思うことを自分も応援したい」

 

あたたかく背中を押してくださるようなポジティブな反応をいただき、とても励まされました。
私は普段の仕事で支援者さまとの電話やメールでのコミュニケーションが多いため、顔と顔を合わせてお話ができてとても嬉しく思いました。(やっと本物に会えた感覚です)

便利なツールがあふれている世の中ですが、やっぱり顔を合わせてお話ができると心が温まり、満たされるんだなと強く感じました。

 

【2回目】「もっと、いろんな方の声が聞きたい」

2回目は土曜日の昼という貴重なお休みにも関わらず、多くの方にお越しいただきました。
初めて顔を合わせる方が多かったため、前半に「自分」について共有をするワーク(大切にしている価値観やかものはしを支援したきっかけ等)を入れてグループでお互いについて聞き合う時間を持ってから全体の対話に入りました。

内容は1回目と同じように、「ミッションを拡大するとしたらどう思いますか?」、「新しく事業地を広げることについてどう思いますか?」ということを対話しました。

初めてお会いする方同士とは思えないくらい、積極的に対話に参加していただきました。

 

参加者の声

自分の思いをアウトプットすること自体が貴重な経験だった。他の方々のかものはしの活動に対する様々な思いを聞けたのがとてもよかった」

「自分の意見やサポーター会員同士の話せる場があまりなかったので面白かった。場の提供(話す場、考える場)をすることも大切な活動の一環なのかもしれないと思った」

「かものはしが新しく事業地を広げることついて問いかけていただき、色々な価値観を交えて議論できた。」

 

実は、この会にサポーター会員である私の夫も参加してくれました!(写真のうちの誰かは秘密です。)彼は参加した後に、「もっともっと話したかった!」ということと、「日本にこんなに素敵な人たちがいたんだね。びっくりしたよ。」ということを語っていました。

初対面の方と自分の価値観について深く語り合うことや、どうしてかものはしに参加しようと思ったかを話し合う経験は今までなかったので、彼がとても満足している様子をみて私も嬉しくなりました。

 

【3回目】「ともに作り上げる総会」

6月に行われたかものはしの総会でも、対話を盛り込み、グループに分かれて対話を実施しました。詳しくは当日の様子について記されているこちらの記事をご覧ください。https://www.kamonohashi-project.net/blog/5492/

総会の中で対話をするという初めての試みにも関わらず、多くの人が「もっと話したかった」「時間が足りなかった」という感想を残していただき、とても嬉しく思いました。
実は私も対話の経験を積んだせいか、もっと話したくてうずうずしていました。

 

【4回目】「複雑なテーマについて皆さんで議論する」

第4回目のテーマは「児童虐待が発生する社会構造についてともに学ぶ・考える」でした。
児童虐待が起こってしまう仕組みを理解するために、かものはしが専門家の方々と進めている調査についての途中報告をさせていただきました。

対話の時間には「自分や周りの人の痛み」について思うこと、感じていることが話されました。最後に「癒しとはなんだろう」という問いが投げられ、皆で考える時を過ごしました。

 

参加者の声

「インドで起こっていることも、日本で起こっていることも別世界の話ではない。社会の中に常に暴力は存在している。」

これからどうしていけば良いのか、ということは正直わからなかった。癒すっていっても、人それぞれにとって違うと思った。そのことに関わらないこともその人にとっては癒しかもしれないし。難しいと思った。」

「この問題は私には関係ない、と強く思うことで自分を守ろうとしている部分があると思う。誰かを罰すればそれで解決するという社会構造になっていること自体がおかしい。」

 

痛み・暴力・癒しについての話だったので、涙が出る場面も多々ありました。
重い真剣なテーマでしたが、深く対話を進め、お互いの話に耳を傾けることができた貴重な機会でした。

私自身も実はこの時期にプライベートで苦しい出来事があったので、その時の気持ちや周りから受けたサポートなどを共有させていただきました。

真面目なことを恥ずかしがらずに話せる場、お互いの心を聞きあえる空間がある、ということもある意味「癒し」なのかもしれません。

 

【5回目】「問題の構造を体感する」

第5回目はかものはしが目指したい世界について、それを身体で実感できるか?という目的の元、対話とワークショップを組み合わせました。

テーマは「問題の構造を体感する〜日本の虐待をケースとして〜」
専門家をお呼びし、2つの虐待のケースを皆で読み、感じることを話し合いました。

別々のケースだと思っていた2つの話が実は繋がっており、加害者と思っていた人が実は過去に暴力を経験した被害者だったと分かった時、頭では理解できるけれど心と身体がついていかない「重苦しい感覚」を体験しました。

その重苦しさの正体は、自分の体に「加害者=悪者である」という短絡的な見方が染み付いていることが分かったこと、そして「じゃあ、どうすれば被害者にも加害者にもならずに済んだのだろう」というやるせなさでした。

 

私は今回「体感」することに集中した結果、悲しみとやるせなさで思考停止状態になりました。
悲しみ、怒る体験を経て少しずつ冷静に考えられるようになるのかもしれないのですが、この大きな問題を取り扱うのは一人ではできないと思いました。

かものはしは、共同創業者の村田の「こんなことが絶対あってはならない」という強い怒りと悲しみからスタートしました。

しかし、村田一人では立ち向かえない問題であったからこそ、本木・青木という2人の仲間が集まり、3人になり、今では1万人を超える仲間がサポーターとしてともに歩んでくださっています。

一人では無力ですが、同じ想いを持つ方々と一緒なら、前に進むことができます。

↑2019年総会での集合写真

 

「かものはしダイアログ」では参加される一人ひとりの声を聞き、仲間の醍醐味を感じることができ、互いに励まし影響しあえる「時間」をともに作りたいと願っています。

今までは、物理的に参加しやすい距離の関東近郊の支援者さまにお声がけをしてきましたが、これからは、全国の支援者さまが参加しやすいよう、オンラインなどでもご参加いただけるよう工夫していきます。

この記事をお読みいただき、少しでも参加したい、対話してみたいと思っていただけたら大変嬉しいです。

2020年も支援者の皆さまとともに対話を進め、ともに問題解決を目指すかものはしでありたいと思っています。

どうぞ、お気軽にかものはしダイアログにご参加ください!
(かものはしダイアログはメルマガ・WEB上で募集案内をしてまいります。)

樋山 真希子Makiko Hiyama

広報・ファンドレイジング担当

学生時代に見た映画「闇の子供たち」に大きなショックを受け、一度「児童買春」という社会問題からから目を背けたものの、社会人を経てもう一度この問題とちゃんと向き合いたいと思い、2016年にかものはしプロジェクトに参画。子どもとカレーが大好き。

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