子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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【かもゼミ報告】映画上映会『NEFARIOUS』〜人身売買を考える〜

10月14日(祝:月)に、
「人身売買問題」を取り扱った映画
『NEFARIOUS』の上映会を行いました。
今回は、その様子をご報告いたします!
3連休の最終日にも関わらず、36名の方々にご参加いただき、
映画上映後のワークショップの時間が足りない!
と感じるくらいの熱気でした。
映画の内容は、ヨーロッパ、東南アジア、およびアメリカでの
「売買春」や「人身売買」の問題の構図や因果関係を提示し、
これらを解決するための現在の取り組みについて、
被害者を含む現場の声を交えながら伝えていくドキュメンタリーです。
深く重い内容にもかかわらず、多くの参加者の方々はこれを前向きに捉え、
この現実をどうすれば無くすことができるのか、
という視点で鑑賞されていたのが、とても印象的でした。
映画鑑賞後のワークショップでは、
参加者同士で感想を共有し、これから自分に何ができるかを議論しました。
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あるグループのワークショップでは、
人身売買という大きな問題に対して、
「一個人ができることは非常に限定的である」
という意見が最初に出ましたが、その一方で、
「やらないよりやった方がいいことも沢山ある」という意見も出ました。
例えば、寄付をする。
また、このような映画上映会をきっかけにもっと勉強して、
周りの人に伝える。

時間があればこういうイベントを企画する側に立ち、
より多くの人にこの問題を知ってもらう
、などです。
特に寄付は、自分たちの持ちうる手段の中で、
問題解決に対して一番効率的な手段である、との意見がありました。
その一方で、
寄付をどこかネガティブに受け取る感情(お金で解決しようとするや、
本当に効果的に活用されているかが分からない)もある
という方もいらっしゃいました。
ここに載せている意見は、参加者の方々の意見のほんの一部で、
実際は、参加者個人でもっと感じ方や捉え方が違ったようです。
違う視点の意見を聞くことで、映画の内容の捉え方が変わる部分もあり、
非常に参考になりました。
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最後に、帰国中の共同代表本木さんから一言。
本木さんも、こういうテーマの映画を見ると絶望感に打ちひしがれ、
この問題を解決できないのではないか、と感じることがあるそうです。
しかし、そういう時はいつも、現地で活動しているNGOのメンバーや
被害者の方々の頑張りを思い出し、自分をもう一度奮い立たせる
そうです。
私たちもこの映画を見ることを通して、現実を直視し、
「自分に何かできないか」を真剣に考えることで、
微力ながらも問題解決の一助になるんだと感じることができました。
次回以降も映画上映会を行う予定ですので、
今回来られなかった方々も、ぜひ参加してみてくださいね。
このイベントは、かものはしを支える学生団体「ゆるかも」
社会人ボランティア組織「かもカフェ!」
合同企画を行う『かもゼミ』が運営しています。
もしイベント運営に興味のある方がいらっしゃれば、
稲留(battenkusayokayoka@gmail.com)までご連絡をお願いします!
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また、11月16日(土)に
「かものはしボランティアフォーラム」
というイベントを開催します!
このイベントは、かものはしを応援するボランティアメンバーと
スタッフが集まる大きなイベントです。
ボランティアに興味はあるけど、
何をすればいいかわからないという方に、
実際に活動してるメンバーの声を聴いていただき、
活動をイメージしていただけるようなイベントです。

【かものはしボランティアフォーラム概要】

▶日時
11月16日(土)18:30~20:30
▶場所
国立オリンピック記念青少年総合センター
センター棟 401号室
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
最寄駅:小田急線 参宮橋駅(徒歩5分ほど)
アクセス:http://www.koyukai.org/yoyogi_guide.html
▶お申し込み
http://goo.gl/MWtlW2
かもカフェ!facebookでも情報を発信しています。
たくさんの方々にお会いできることを楽しみにしています!

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