子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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カンボジア

コミュニティファクトリーの自立に繋がる大きな一歩、JICAと連携へ

JICA草の根に採択されました!
JICAから草の根技術協力事業パートナーシップ型という枠組みで、
コミュニティファクトリー事業に対して3年4ヶ月にわたって
ご支援をいただくことが決まりましたことをご報告いたします。
平成25年度第1回草の根パートナー型・採択内定案件
http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/partner/
草の根パートナー型について詳しくは下記を参照
http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/what/partner.html
プロジェクトのタイトルは
「最貧困家庭の女性の経済的自立を目的とした
コミュニティファクトリー事業の自立化プロジェクト」

コミュニティファクトリー事業の自立を行うための後方支援を
JICAにご協力いただくことになります。
今年の4月から開始予定の3年4ヶ月間のプロジェクトの中では、
コミュニティファクトリー事業の推進に加え、
村の女性達、スタッフ、マネジャーなどへの様々なトレーニングや会議、
そしてより長い目での持続性を意識し
カンボジア省庁との連携などを行っていきます。
jicaworkshop.PNG※今後のVisionについて話し合うカンボジア人マネジャー達と青木
大変だった舞台裏
今回採択に至るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
提出を検討してから実際に申請書を提出するまで、
わずか1ヶ月しかなかったのです。
最初にJICAの窓口に相談しに伺ったとき、
先方の担当者に
「長期のプロジェクトはすぐに出せるものではないから、
何度か応募して、数年がかりで良いプランにして通せるとよいですね。」
と諭されたのを覚えています。
それまでに一度もJICAからの支援を検討したことがなかった私たちにとって、
・JICAのホームページを読み込み、
・申請書の様式を理解し、
・自分たちの長期プランを整理しながら窓口に相談しに行く
というのを全て同時並行にすすめるのは大変な作業でした。
何とか申請の日に間に合い、
そして大変光栄なことに採択をいただいくことができました。
今回の採択は、コミュニティファクトリーと
かものはしプロジェクトをずっと支えてきてくれた
支援者の皆さんや、スタッフの皆の頑張りによって
いただくことができたのだということを実感しています。
皆さんの支えに感謝
突然の問い合わせにもかかわらず、
申請書を見ていただき
真摯にアドバイスをくださった
アドバイザーの方々。
社会人インターンとして
わずか入社10日目から、
私と一緒に申請を進めていった横山さん。
夜に打ち合わせして、朝までに資料を作り直す
ということが何度もありました。
そして、今までのコミュニティファクトリーの事業を
ともに考え、ともに作り、ともに支え、
ときに辛口ながらも愛のあるアドバイスをいただいた
全ての方々に御礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
このプロジェクトを終えるころに、
私たちが活動する村にはどんな変化が起こせるのか、
スタッフの気持ちはどう変わるのか、
そして自分自身の考え方・働き方も含めて
どんな景色が広がっているのか、
本当に楽しみです。
かものはしプロジェクトとしてこのような
長期・大型の他機関との連携は初めてのことです。
活動の1つ1つ、領収書の1枚1枚の説明責任を果たすのはもちろんのこと、
多様な関係者の方々の経験やアドバイスを活かした
本当に良いサービスが出来るように活動に邁進したいと思います。
是非今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

MAO_6316.JPGライター紹介:青木 健太
共同代表の一人。コミュニティファクトリーの運営をはじめ、カンボジア事業を統括。かものはしを立ち上げ、IT事業の統括を経てカンボジアへ。一児の父。

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