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カンボジア

カンボジアスタッフの昇進インタビュー!ファクトリーからショップスタッフへ

こんにちは、カンボジアインターンの岩崎です!
今回は、ファクトリーでつくられた商品をお店で販売している、
ショップスタッフのお話です。
現在、かものはしはカンボジアに3軒のお店を持っています。
オールドマーケット店、ナイトマーケット店、
そしてコミュニティファクトリー本店のショールームの3つです。
先日、その3つの店舗の1つ、オールドマーケット店に行った時に、
ショップで働くレイさんに会ってきました。
レイさんは、もともとコミュニティファクトリーの
ミシンの行程で働いてたスタッフなのですが、
ちょうどチャンスがあり、テストに合格してショップスタッフへ昇進したとのこと。
コミュニティファクトリーを離れ、ショップスタッフになることを
決めた理由はなんなのでしょうか?レイさんに聞いてきました。

ファクトリーからショップスタッフへ

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右の黄色いシャツの女性がレイさん。左はセールス部門のスレイマオさん。
Q.(岩崎)オールドマーケットで働き始めてどれくらい経ちますか?
A.(レイさん)約10カ月は経ちましたね。
Q. ミシンの行程で働いていたのに、なぜショップで
販売スタッフとして働こうと思ったのですか?
A. 今までとは違った分野の仕事がしたいと思っていたときに、
ファクトリー内でショップスタッフの募集がありました。
その後、英語や計算などの様々なテストに合格して、
今こうして働いています。
Q. かものはしプロジェクトで働く前は何をしていましたか?
A. 実家が農家なんですよ。なので父と母の仕事を手伝っていました。
Q. ファクトリーの仕事と、販売スタッフの仕事をやってみて
レイさんが感じた一番大きな違いはなんですか?
A. ミシンの作業をしてばかりいると、
直接お客様の商品に対する声を聞くことはできないですよね。
でも、販売スタッフをしていると
「可愛い!」と言って商品を買ってくれる、
お客さんの笑顔を目の前で見ることができます。
お客さんの声が直接聞けるのなにより嬉しいですね。
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オールドマーケットでのレイさんの写真。笑顔で接客中です。

一緒に働いているスタッフにも聞いてみました

レイさんと一緒に仕事をしているスタッフにも、
彼女の成長をどう感じているのかを
インタビューしてみました。
インタビューしたのはレイさんの隣にいるスレイマオさん。
彼女はショップスタッフではなく、セールス部門のスタッフなのですが、
ショップスタッフのスキル向上やトレーニングなども行っています。
Q. スレイマオさんは、レイさんの成長をどう見てますか?
A. まず思うのは、彼女は確実に前より英語が上達しましたね。
あとはお客様相手に仕事をするので、
以前よりも見た目にも気を使うようになり、
毎日お化粧もするようになって可愛らしくなりましたよ(笑)
Q.彼女の強みはなんだと思いますか?
A.彼女は以前ファクトリーで働いていたので、
商品ができるまでの工程をすべて知っていることではないでしょうか。
ファクトリーで働く女の子たちの想いも、
かものはしプロジェクトのストーリーも、
商品を販売することの難しさも、
すべて知っているのは私にはない強みです。
もっと英語が話せるようになって、
彼女の経験、強みがうまく噛みあうようになったら
より活躍するショップスタッフになるのではと思ってます!
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最後に

Q. 今後はどんな人生を歩んでいきたいですか?
A. 将来は親と兄弟がいる自分の家で、なにかお店を開いて、
そこでお金を稼いでいけるようになればいいなーと思っています。
Q. 最後に日本のみなさんに一言メッセージをお願いします!
A. 私たちがつくった商品を、たくさんの人に見てもらって、
かものはしプロジェクトのことをもっと知っていただきたいです。
あと、私のように、もっとたくさんの女性たちが、
お客様に「商品を買ってもらう」という喜びを
感じることができるようになればいいなと思います。
そして、ファクトリーの女性たちが「がんばって働いて良かったな」と
思うことができるよう、より多くのお客様に私たちがつくったいぐさ商品を
使っていただければとっても嬉しいです!
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彼女たちがつくった商品はオンラインショップでも販売しています。
http://kamonohashiprj.shop-pro.jp

「自分たちが作った商品を多くの方に買って頂きたい!」
「多くの人にかものはしプロジェクトの存在を知ってもらいたい!」
カンボジアのスタッフからそんな声がたくさん聞けたように思います。
今後も、彼女たちのためにも、日本で応援してくださる方々に、
コミュニティファクトリーとショップのストーリー、
そして働いている女性たちの1人1人のストーリーをお届けします。

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