子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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カンボジア

カンボジアの女性たちがい草商品にかける想い (前編)

こんにちは!
カンボジアで3月から現地インターン中の、
岩崎佳恵と申します!現在大学4年生を休学しています。
カンボジアではコミュニティファクトリーの女性たちが
一生懸命作った商品が置いてあるショップの売上を
いかに伸ばすかということに日々奮闘しております。
約10カ月間現地インターンとして、
かものはしとファクトリーの女性たちに貢献できるよう
頑張りますので、応援よろしくお願いします!
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このカンボジア便りは2回に分けてお伝えする予定です。
今回は、工房で活躍する女性をご紹介します。
どのような思いで、商品をつくり、
かものはしプロジェクトに携わっているのか。
どんな気持ちで働いているのか、日本のみなさんに何を伝えたいか、
ということを、少しでも多くの方に知って頂けたら嬉しいです。
まずは、1人の女性をご紹介する前に、
コミュニティファクトリーの歴史を
簡単に振り返ってみようと思います。
コミュニティファクトリーは、単なる援助ではなく、
ビジネスの力で農村に雇用を生み出し、
家庭が安定した収入を得ることができるようにとの思いで、
2008年に立ちあがりました。5年以上も前の話ですね。
安定した収入があることで、農村に住む女性たちが出稼ぎに行き、
人身売買の被害に遭うリスクを減らす、ということがこの工房をつくった理由です。
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立ち上げ当初は14名と少人数でしたが、
現在は約130人の女性たちが働いています。
朝7時から夕方5時まで頑張って働いてくれています。
その中でも一番長く働いている女性の1人が
今回ご紹介するチャンナーンさんです。
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現在彼女は「手作業部門」の行程で働いています。
かものはしプロジェクトでは約5年間働いており、
かなりのベテランです。
また「手作業部門」をまとめるチームリーダーも務めています!
チャンナーンさんのバックグラウンドをもっと知りたい!と思い、
インタビューをしてみました。
Q.岩崎:かものはしプロジェクトで働く前は
どんなお仕事をしていましたか?
A.チャンナーンさん:シェムリアップ市内で建築業の仕事をしていました。
Q.以前のお仕事は大変でしたか?
A.毎日自転車で2時間以上かけて通っていました。
通うだけでもとても疲れるのに、建設現場で運ぶものがとても重くて、
とても過酷でした。
1日8時間働いてたったの1$しかもらっていませんでした。
Q.学校には通っていましたか?
A.高校1年生まで通っていました。
それからは親の農家の手伝いをするために学校を辞めました。
Q.これからは、どんな人生を歩みたいですか?
A.今は毎月安定したお給料をもらっています。
貯金をして、自分でミシンを買って、
いつか自分のお洋服屋さんを開きたいです。
Q.日本人のみなさんにメッセージをお願いします!
A.今私のお腹には赤ちゃんがいます。あと2カ月くらいで出産予定です。
この子をきちんと育てるためにも、
もっとお給料がもらえるように頑張ります。
そして、もっと多くの方にファクトリーに遊びにきて欲しいです。
私たちの頑張って働いている姿を見てもらえると嬉しいですね!
また、同僚にチャンナーンさんが
どんなチームリーダーかを聞いてみました。
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Q.チャンナーンさんはどんなチームリーダーだと思いますか?
A.(ウィアンさん)私たちが何かできないことがあるときに、
いつも手伝ってくれる優しい人です。
A.(ニャーさん)責任感が強く、仕事を一生懸命頑張っていると思います。
このように、チャンナーンさんはみんなからの信頼を得ながら、
チームの先頭に立ってお仕事をしてくれています。
彼女たちが1つ1つさまざまな思いを込めて作り上げた商品を、
たくさんの人に使っていただけると嬉しいです。
次回は、チャンナーンさんが頑張って作った商品を
「販売」している1人の女性のお話です。
どうぞお楽しみに!

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