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カンボジア

カンボジアのフェアトレード展覧会に出展!

スオスダイ!皆さんこんにちは、カンボジアよりインターンの清水です。
ここシェムリアップでは、欧米系の国際NGOやローカルNGOなど様々なNGOや団体がカンボジアを援助する活動を行っています。
そんな中先日、地元の人たちが手作りで作った商品を集めた、フェアトレード展覧会が開かれました。
みなさん、フェアトレードってご存知ですか?
フェアトレードとは、特に発展途上国でその国の資源や人材を使って生産したものを、正当な価格で販売することによって、生産者が継続して一定の収入を得られるような仕組みのことです。
私たちかものはしプロジェクトも、コミュニティファクトリーで働く女性が作ったものを、ナイトマーケットやその他のお店で正当な価格で販売することによって、彼女たちに一定の収入が継続して入る仕組みを作っています。
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↑展覧会の様子
今回のフェアトレード展覧会は1月11日~15日の5日間にわたって開かれ、約20もの団体がそれぞれの商品や組織の活動のアピールをしました。この展覧会に、私達かものはしプロジェクトも参加してきました!
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 ↑写真はセールススタッフのモリカとスレイマオ
普段はナイトマーケットなど観光客向けのお店にしか置いていないかものはしの商品ですが、今回は地元の人も含めたくさんのお客様が足をとめて関心を持ってくださいました。
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展覧会は大盛況で、私たちの商品の5日間の売り上げは何と1,000ドル以上にも上りました!
印象的だったのが、外国人だけでなくカンボジア人のお客様が非常に多かったこと。カンボジアの人々が、自分の国の貧しい人々のために少しでも力になりたいという想いを持っていること。そして、ここシェムリアップの人々のNGOやフェアトレードに対する意識の高さを改めて認識した展覧会でした。
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↑工房で働くアシスタントスタッフも一緒にお店の手伝いをしました!
大成功に終わった今回の展覧会。セールススタッフのモリカに、この展覧会に関してインタビューをしました。
Q. 展覧会から学んだことは何?
普段見ることのないようなたくさんの団体が参加していたため、他の団体はどのような材料を使ってどのように製品を作っているのか学ぶいい機会になった。特にクオリティの高いしっかりした商品を出している団体に刺激を受けた。
Q. お客様にはどんな声をいただいた?
「日本のNGOがこのような活動をしていることを知って感動した。」「コミュニティファクトリーに訪問してみたい。」などと言ってくださったお客様もたくさんいた。また特にお客様の中にはカンボジア人の若い人も多く、最近カンボジアではオシャレが流行っているので、「デザインのかわいい商品が買えて、カンボジアの貧しい人のためにもなるので嬉しい。」といった声も聞こえた。
Q. 総合的に見て展示会はどうだった?
このようにシェムリアップで活動する団体が集まるのはとてもいいことだと思う。プロモーションもしっかりしていたため、たくさんのお客様に来ていただいたし、学べることも多かった。今後もこのような活動を他の団体と協力してやっていけたら、カンボジアの発展にもっとつながっていくと思う。
このようなイベントを通して、少しずつでもフェアトレードに対する理解や、今まで国際協力に興味を持っていなかった人々の興味が広がっていけばいいなと望んでいます。

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