子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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お知らせ

【ご支援のお願い】インドで活動を続けてきたこの流れを、新型コロナウイルスで止めないために

いつも当団体へ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。

共同創業者の村田早耶香です。

緊急事態宣言が解除されて1ヶ月経ち、徐々に日常が戻ってきてはいるもののまだまだ不安定な日々が続く中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

インドの状況は、これまで緊急レポートを通じてお伝えしてきましたが、皆さんご覧いただけましたでしょうか?

新型コロナウイルス感染拡大による全土封鎖(ロックダウン)や大型サイクロンの影響で、私たちがともに活動しているサバイバーリーダーたちが困難な状況に追い込まれました。

今回、サバイバーリーダーの状況や、インドの人身売買問題を解決するというみなさまとお約束した目標のために、何が課題で何が必要になっているのかをお伝えさせてください。


ロックダウンがもたらしたサバイバー
への影響


支援物資を提供するパートナー団体

サバイバーリーダーたちは、深刻な食糧不足や、現金がなく生活必需品(衛生用品・薬等)が購入できないなど生死に関わる事態に直面しました。

この状況から、まずは生き延びるために、一時的に緊急支援が必要だと判断し、かものはしプロジェクトは支援を実施しました。

その結果4月末には、西ベンガル州とアンドラプラデーシュ州のサバイバー190人と脆弱性の高い家庭を持つサバイバー達合わせて329人(のべ418人)に対し、食糧や生活用品を購入するための約3~6ヶ月分の支援を提供することができました。


大型サイクロンの影響でサバイバーリーダー192人のうち50%の家が完全倒壊


活動エリアの倒壊した家

コロナ禍の混乱の中、5月20日にスーパーサイクロン「アンファン」が、私たちの活動エリアである西ベンガル州を襲いました。
多くの現地メンバーやサバイバーリーダーと連絡が途絶えるなどの状況に陥ったのです。

私はその話を聞いて、サバイバーたちの状況を考え頭が真っ白になりました。

かものはしのパートナー団体も、サバイバーも新型コロナの中で、「なんとか踏ん張ろう」としていた中での自然災害だったからです。

西ベンガル州の南24区、北24区で特に被害が大きく、調査の結果、サバイバーリーダー192人のうち家が完全に倒壊してしまったサバイバーが46.9%(90人)、部分的に破損したサバイバーが44.8%(86人)います。


人身売買の問題は、新型コロナウイルスでどうなるのか


写真と本文は関係ありません。

かものはしが一緒に活動するサバイバーとその世帯の中で、ロックダウン前、世帯収入がなかった人は、全体の0.9%にすぎませんでした。でも、ロックダウンで、家族全体の収入がなくなった世帯は68%になっています。

そのため、何らかの形で借金をしている人が多くなっており、特に高金利で借金をし、返済に困って人身売買の被害にあう可能性が非常に高まっています。

ロックダウンで人の動きが止まったことで、人が州を越えて移動できなくなり、「人身売買ビジネス」も止まっているように見えました。しかし現在封鎖が徐々に解除される中で、トラフィッカー(女性たちをだまして売春宿に売る者)たちは水面下で活動を再開し、人身売買犯罪が増えることが懸念されています。


希望
を消さない


サバイバーリーダーたち。願いをこめて風船を空にはなった(2019年7月)

私たちは、2012年からインドで活動をし、人身売買の被害を乗り越えて生き抜いてたサバイバーの女性たちを支援してきました。

彼女たちは社会の仕組みを変えていくリーダーとなり、活発に活動していました。

2019年、インド全国の人身売買のサバイバーによる連盟が設立されました。草の根での活動、国への働きかけなどが行われ、これからますます活動が活発になり、人身売買の被害者の尊厳が守られる社会になっていくと思った矢先の新型コロナウイルスと大型サイクロンでした。

色んな活動が止まってしまったり、サバイバーもまずは生き延びて生活を立て直すことから始めるなどの大変な状況もありますが、それでも、この状況をサバイバーリーダーたちとともに乗り越え活動を続けていきます。


活動をとめないために。ご支援のお願い


サイクロン後、隣人に声をかけて回るサバイバーリーダー

全土封鎖(ロックダウン)以降、レイプ、人身売買、性的虐待、幼児婚が次々と報告されている今、あらためて、私たちは自分たちの活動の意義を感じています。

この局面で迅速に対応すること、そして、中長期的な視点で活動を持続させ社会全体を変えていくことが大事だと考えて、緊急支援と同時に、事業計画の見直しも行っています。

しかしながら、日本においては寄付が減少傾向にあり、活動をするための資金面で「綱渡り」の状況が続いております。

日本においても新型コロナウイルスの影響により厳しい状況が続くなか大変心苦しくも思っています。

ですが、インドで「子どもが売られない世界をつくる」活動を止めないために、どうか、「ご寄付」という形でご協力いただけないでしょうか。

この状況を乗り越え、「子どもが売られない世界をつくる」活動を続けるために、ぜひご協力ください。

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村田 早耶香Sayaka Murata

創業者

大学在学中に子どもが売られる問題を知り、実際に問題が起きていた東南アジアの現場での深刻な現状を見て、最初は一人で出来ることから取組みを開始。20歳の時に共同創業者の本木・青木と出会い、かものはしプロジェクトを創業。以来、この問題の解決のために活動を続けている。