子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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~かものはしダイアログ~生きづらさをシェアし生きやすい世の中へ

いつもかものはしプロジェクトの活動を応援して下さりありがとうございます。

かものはしプロジェクトインターンの東です。

かものはしプロジェクトでは2019年からサポーターの皆さまと対話をする企画「かものはしダイアログ」をつづけています。

支援者の皆さまと私たちで話したいこと、お聞きしたいことを一方通行でなく「対話をする」という形で実現し、かものはしの人・サポーターという関係を超えて互いに励まし、影響し合う「場」をともにつくることを目的としています。

(2019年に実施されたかものはしダイアログの内容はこちらからご覧いただけます)

今回は、10月31日(土)にオンラインで実施されたダイアログについて、私が参加者の一人として気づいたことや感じたことをご報告させていただきます。

↑参加者での集合写真(写真左の一番下が東です。)

 

今回のダイアログのテーマは「私たちの社会の生きづらさについて」。

このテーマだけを聞くと「皆で話すテーマにしては重い内容な気がする。」「雰囲気が暗くなりそう。」と感じますよね。

ですが、人の温かみを感じられる、とてもほっこりするダイアログとなりました。

今回のダイアログでは主に2つの質問をさせていただきました。

 

一つ目の質問「あなたの感じる生きづらさとは」

3人ずつの4グループに別れて、それぞれが感じる生きづらさについて一人一人発言してもらいました。

「良いパパ、良いママでいないといけないことへのプレッシャーがある」

「コロナ禍で人と関わる機会が減ったため、悩みを相談する機会がなくなり、一人で抱え込んでしまうようになった」

「男性=仕事をすべきという固定概念があり、主夫として生きづらいなと感じるときがある」

他にも、多くの意見が飛び交いました。

複数の人と話を共有することで、なぜそう感じたのか、どう思ったのかなど、お互い質問しながら話すことができ、自分自身とあらためて向き合うことができた時間になりました。

 

二つ目の質問「生きづらさの原因とは何か」

こちらも一つ目の質問と同様に多くの意見が飛び交いました。

「メディアの影響による女らしさ、男らしさのステレオタイプの形成」

「親からの影響と育った環境」

「今の日本は頑張っていない人はだめ!というような雰囲気があり、相手に対して厳しすぎる気がする」

無意識にメディアや親、社会などから男らしさ、女らしさ、将来はこうあるべきだという固定概念が自然と形成されていくのだなとあらためて感じました。

↑安心して話せる場を作るために皆でルールを確認して対話に入ります

 

生きづらさをシェアし、生きやすい世の中へ

私も参加者の一人としてダイアログに参加したのですが、年齢、性別、バックグラウンドがそれぞれ異なる中、お互いの意見に耳を傾け、話を共有し合う中で、少しでも生きやすい社会になってほしいと願う気持ちでサポーターの方々と繋がっているような気がしました。

「生きづらさ」というテーマですが、お互いを尊重し、生きやすい社会にするためにどうしたら良いか考えさせられる時間でした。

私が幼いころは、「違和感」があるとすぐに親や周りの人に「なぜ?どうして?」と尋ねていたのに、大人になるにつれ、これは違うんじゃないかなという「違和感」があっても声に出さない方が物事がスムーズに進むと感じ、周りからの疎外を恐れて自分の中の「違和感」を消し去ろうとしていました。

しかし、今回のダイアログに参加し、自分自身が抱いている「生きづらさ」と向き合い、自分以外の人と対話ができたことで、心が軽く、温かくなりました。

「違和感」を持つことの大事さ、固定概念にとらわれず、「こうすべき」よりも「こうしたい」という気持ちを大切にしていくこと、そして、誰かを否定するのではなく、肯定できる素敵な人になりたいと思いました。

年齢、性別、セクシュアリティに関わらず、やりたいことができる社会、そんな社会を作っていきたいです。

新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となったダイアログですが、関東圏以外のサポーターさんやアメリカにお住まいのサポーターさんが参加して下さり、オンラインだからこその出会いがありました。

今後もかものはしダイアログでは毎回一つのテーマを掲げて、サポーターの皆さまとの対話を続けてまいります。

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