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ビジネスとほうれん草

人に仕事を頼むと、いろんなことがある。
例えば「新聞の切り抜き」みたいな簡単な作業を頼んでも、

・単に新聞をぱーっと読んで適当に切り貼りする人
・ちゃんとニュースソースと掲載日時まで書いてくる人

・日経テレコンで検索した記事をワードにまとめてくる人

・その意味合いを抽出する人、カテゴライズを試みる人

までいろいろといるだろう。
そしてさらには、こんな人もいるかもしれない。

・新聞の切り抜きではなくヒアリングをしてくる人

「新聞で調べるというタスクは成功事例を出したいという意味
だと思って、業界で有名な人にヒアリングしてきてしまいました」

さてどう感じるだろうか?

・(同じ時間だったら)そこまでやってくれるなんてすごいなぁ!
・(ちょっと苦労してたと思ったら)そんなことまでやってくれた のか。お疲れ様。
・言われた仕事を完璧に終わらせずに、自分で考えて違う事を
 をするなんて困るよ!

これは人によって、状況によっていろいろな考え方があるだろう。
(もしかしたら「自分が考えもしなかった方法でいいんだけど、立場的に認めたくない…」と思う人もいるかもしれない。

いろいろな考え方があって当然だ。
でもここで一つ問題なのは、仕事を頼まれた人がいわゆる
「報告・連絡・相談」=「ほう・れん・そう」という
基本的なことがそもそも出来ていない、という事だろう。

もし仕事が早く終わったのなら、いったん終わらせた後で
自分の考えたやり方を相談すればいいし、
もし仕事が終わっていないのなら、それを報告する必要がある。

「ほう・れん・そう」は、ビジネスにおいて最も基本的なことだ。
だがそれが高いレベルで達成出来ている場合、
それ自体ひとつの立派なビジネススキルとも言える。

また「ほう・れん・そう」が完璧に出来ている人は、
ビジネスパートナーとの信頼関係を築くことができる。

そうなれば、その人はどんな業界でも通用する
いわゆる「ヒューマンスキル」を持っている人ということに
なるんだろう。

ところで僕自身は最近、コミュニケーションから生じる
問題で悩むことが多い。
ビジネスパートナーのお互いがいいものを作ろうという
気持ちを共有して、問題解決志向になっていれば、
基本的な問題は起きないだろうと思う。

コミュニケーションってなかなか難しいなぁ、と思いつつメモ。

青木健太