子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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【連載】かものはしに入った頃(播磨編)

経理・総務担当の播磨由紀子です。現在大学3年です。

私がスタッフになったのは、大学1年の終わり頃です。
スタディーツアーのポスターを大学で見かけた事が
きっかけでした。
どきどきしながら「スタッフ希望」のメールをした事を
覚えています。

そしてその後、私が「スタッフになりたい」と決意した理由は

3つあります。

①「日本では小学生のお小遣い程度の額でも、
  途上国ではそれがないために、
  就学などの機会を得られない人々がいる。」
  TVなどで聞くこのような話に、実感が伴わないながらも
  自分の中でつよい問題意識をもっていたこと

②かものはしプロジェクトが、子ども達を保護するだけでなく、
 彼女たちの社会的・経済的自立も目的にしていたこと

③大手団体のアルバイトとは違い、決められた単純作業をこなす
 のではなく、学生でも企画立案などの重要な仕事に携わる事が
 できること

この3つがきめてでした。

そして今、かものはしスタッフ歴も2年目に突入。
活動を通して、多くのものを学んでこれました。

とくに最近、自分の中で成長だと感じたのは、

「かものはしは子ども達のために、成長する責任があるのだ」

という実感がわいた事。

かものはしの目標は、児童買春問題を解決すること。
それは決して、私たちスタッフだけの目標ではありません。

かものはしプロジェクトを必要としている子ども達、
活動を支えてくださる皆さんのためにも、
失敗しないように、かつスピーディに事業を進めていく事に
社会的責任があるのだ、という実感を得たことです。

また経理業務を担当させてもらえたことで、
今まで意識がうすかったランニングコストにも
自然と注意が向くようになりました。

そして経理業務で最大のイベントといえる出来事が
ありました。
それが「助成金申請」です。

入ったばかりの頃で、審査にわたす書類作成には

かなり苦労した思い出があります。

四苦八苦した挙句、なんとか書類を提出。
あとは結果を待つばかりとなった時に、スタッフから事務所へ
電話がありました。

「通ったよ!100万円だよ!」

「100万円!!」
思わずその場でとびあがって喜びました。

しかし直後、それは理事の本木が申請していた

別の助成金であった事が判明。一気に脱力しました…。

かものはしプロジェクトのスタッフは、
夢を見ているだけでなく、若い心を持って
夢を現実にしようと行動を起こしています。

かものはしが掲げる「カンボジアの児童買春問題解決」
というミッションは大きなものです。
しかし問題の大きさから逃げず、自分達で考えた事業計画で

立ち向かおうと日々頑張っています。

大きなミッション達成に向けて、仲間達と切磋琢磨し合う
醍醐味をぜひ、学生の皆さんにも味わってほしいと思います!

実際に行動する事を始めたい方はぜひ、
ボランティアスタッフとして参加してみて下さい。