子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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日本

【冬のご寄付のお願い】子どもの虐待を予防し、回復を支援するために

いつもかものはしプロジェクトへの温かいご支援をいただき、
誠にありがとうございます。

11月からご支援者の皆さまに、
活動報告と冬のご寄付のお願いをさせていただいております。

今回は、日本の虐待の問題と私たちが取り組んでいる活動についてご報告をさせていただき、ご寄付を通して何を実現していきたいのかをご紹介します。

 


日本事業部メンバー

 

日本で取り組んでいる問題【子どもの虐待】

2019年から私たちが日本で取り組んでいる社会問題の一つは「子どもの虐待」です。

日本では、1990年からずっと虐待相談対応件数は増え続けており、2021年には20万件以上にものぼりました。

皆さんは「0歳0日」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

日本における子どもの虐待死の50%が生まれて1年以内の子どもであり、そのうちの20%が「0歳0日」、生まれてすぐの命なのです。

 


photo by shutterstock

 

日本で取り組んでいる問題【社会的養護からの巣立ち】

虐待には「回復をしていく」上でもたくさんの問題があります。

虐待や親との離別を経験し、社会的養護(※)のもとで育った子ども・若者たちは、18歳になると、高校卒業と同時に児童養護施設や里親のもとを出ることがほとんどです。

親を頼れない若者たちの巣立ちには、経済的な不安、いつでも無条件に頼れる人がいないという孤独やトラウマなど心の傷からくる精神的な不安という両面で、自立の難しさがついてまわります。

※親など保護者のもとで育つことが難しい子どもたちを、児童養護施設や里親など社会の仕組み・関わりの中で養育すること

 

 

日本での活動

私たちは、「虐待の問題」をなくして、「誰もが生まれてきてよかったと思える社会をともにつくる」ために、以下の取り組みを進めています。

 

①困難を抱えた妊産婦を支援する事業

・虐待の「予防」のため、困難を抱えた妊産婦が安心して自分らしくいられる「居場所」づくり

②社会的養護を経験した子ども・若者の巣立ちの応援事業

・虐待からの「回復」に取り組むため、児童養護施設などにおけるアフターケア(若者の自立・巣立ちの支援)を強化

・若者たちや、支援を行う現場の声をもとにした政策提言

 

活動行う千葉県松戸市で「地域円卓会議」

 

皆さまへのご支援のお願い

子どもの虐待にいたってしまう人を減らし、虐待を受けた人が回復することができる社会をつくるために、ぜひご支援ください。

 


photo by shutterstock

 

今回の冬のご寄付では、1,500万円を目標に寄付を集めております。

例えば、300万円のご支援で、1件の若者の自立プロジェクトを応援できます。
(児童養護施設の卒園生の巣立ちのサポートなど)

冬のご寄付はこちら

 


日本事業部マネジャー五井渕からのメッセージ

私たちは、子どもも、子どもを育てる人も、巣立っていく若者も、誰もが、一人で抱え込まずに「助けて」の声をあげられる・声が届くような、豊かなつながりを育む活動を続けていきます。その先に、虐待を防ぎ、その痛みに寄り添い回復する社会が近づくと信じています。

「誰もが生まれてきて良かったと思える社会をともにつくる」ために、どうかお力を貸してください。

冬のご寄付はこちら


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