子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

Blog活動ブログ

『アクティブ・ブック・ダイアログ(ABD) オンラインイベント』を開催しました!!

こんにちは。社会人ボランティア グループ かもカフェ!運営チームの辻です。
(かもカフェ!の説明はこちらをご覧ください)

かもカフェ!では、2月11日(金)に メンバーの皆さまとの交流や社会問題に対する理解や気づきを目的とし、新たな参加型イベント「アクティブ・ブック・ダイアログ 」を開催しました。

【アクティブ・ブック・ダイアログ(以下:ABD )とは…】
1冊の本を分担して参加者同士が各々のパートを読んでサマリーを作成して共有し、対話を通してその本の理解を深めよう!というスタイルの読書会です。

 


ABD参加メンバーの皆さまと

 

第一回目は、ポール・タフ著「私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む」を題材に選ばせていただきました。

かものはしプロジェクトは長年、子どもと貧困の問題に深く関わってきました。今後もこのテーマを柱に新たなチャレンジを続けていきます。こうした子どもの貧困や格差の問題を非認知能力(※)の育成という観点から考察した本です。

※非認知能力...生きていくために必要な能力。学力やIQといった数値で測れるものではなく、協調性やコミュニケーションなど数値では測りにくい能力全般を意味します。

 

今回、私自身も実際に初めてABDを体験しましたが、本が少し苦手だという人も本が大好きという人も誰でも気軽に参加ができるABDの手法に早々に魅了されつつ、イベントでは多くの気づきも同時に得る機会となり、よい学びができたなあと今、振り返って思います。

私一人で読書をするよりも当然ながらグループで、ディスカッションを交えながら読むことで、主観と客観を合わせて深掘りし、自分なりの解釈を創造し、限られた時間内に内容を要約しまとめる。

その一連の流れや過程においては少し大変だった部分もあったものの、普段は時間をかけて読書をしても一度読んだだけでは中々、理解がしづらかったり、忘れてしまったりしがちな私にとって、短時間でサマリーをまとめ発表をしなければならないという状況の中、良い意味での使命感にかられ集中して内容をしっかり理解し自分の中へ内容の落とし込みができたと実感しました。

 

また、ひとつのテーマに対してたくさんの意見が聞けるというのもABDの魅力でした。

イベントにご参加下さった方から伺った意見や感想を以下に一部抜粋してご紹介します。

 

・中高生の子どもが2人いるが、子育ての時に読んでおきたかった。

・非認知能力が大事だなと思った。

・愛情は持っているんだけど、どう愛情を注いで良いかどう言葉にして良いか分からない人も多そう。

・近所で子どもがいても普通にすれ違うだけだけど、挨拶したり笑顔を振りまくだけでも、もしもその子が家庭で苦しい状況だったら救われるかもしれないと反省した。

・普段本を読むと1日では読めないから、複数日で分けて読んで何となく理解して、「良い本だった」で終わってしまう。けれど、ABDだと1回でまとめて理解ができるのと、みんなの気づきが自分とは違っているので面白い。ABD良いですね。ーー等々(順不同)

 

以上、ご参加頂いたみなさんと「アクティブ・ブック・ダイアログ」を通じてとても楽しいひと時を共有できたこと本当に感謝します。

また、4月にも第二回アクティブ・ブック・ダイアログイベントを企画していますので、次回も是非皆さまのご参加お待ちしています。

 

イベントのご案内は「かもカフェ!メーリングリスト」から行っています。メーリングリストご登録はこちらからお願いします!

 

いつも応援ありがとうございます。
一日でも早く子どもが売られない世界をつくるため、
もう少し力を貸していただけませんか?

・1回でのご寄付はこちらから
・会費額の変更はこちらから・毎月支援のサポーター会員のご登録はこちらから