児童買春問題に取り組む学生団体が現地でできる「国際協力」とは
date2013.9.24
みなさん、初めまして!ゆるかも代表の米山遥香です。
「ゆるかも」は、かものはしの学生団体です。
詳細はこちらをご覧ください。
私たちは毎年夏に独自でスタディツアーを行っています。
直接現地へ行くことで、今まで気付かなかったことが見えたり、
考え方が変わったりするので、日本に帰ってきてからさらに活動に
熱が入ります。
そのため、このスタディツアーは私たちにとって、
とてもとても大切な時間なのです。
ゆるかもは去年から、
コミュニティファクトリーのパーティーの支援を行っています。
今年はコミュニティファクトリー5周年記念パーティーに、
去年設立したゆるかも関西のメンバーと共に参加してきました。
そこで、前回のブログの田中くんとはまた違ったゆるかもの視点から
このパーティーについて、今日はみなさまにお伝えします。
今回のパーティーで、私たちは女性たちの
メイクアップ、タイムカプセル、アラピヤ(カンボジアの有名な曲)の
合唱をしました。
メイクアップではフェイス、ネイル、ヘアーの3部門に分かれて
女性たちをさらに綺麗にしてあげました。
お化粧をしている女性は多く、パーティーのためにお化粧道具を買って
メイクアップしてくる女性もいました。
カンボジアでも女性は、おしゃれ好きな人が多いなと私は感じました。
メイクアップの時間が始まると駆け寄ってきてくれたり、
終わった後に笑顔で「ありがとう」と言ってくれて、
私はとても幸せな気持ちになりました。
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そんな中、私がとてもびっくりしたことがあります!
それは、髪の毛をくるくる巻くためのコテや、髪の毛をまっすぐにするためのアイロンを持っている女性がいたのです!
おしゃれは世界共通ですね。
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カンボジア人は目標を持つ習慣がなく、
夢に向かって頑張ることは少ないと聞いていました。
やはり継続してコミュニティファクトリーで働くためには、
「目標」や「夢」を持つことが大切だと私は思っています。
そこで、タイムカプセルを作りました。
1年後の目標や夢を紙に書いてもらい、それを土に埋めます。
そして、1年後私たちがまたスタディツアーで訪れた際にタイムカプセルを開きます。
「それぞれの目標が達成されていて欲しい」
「その目標のために仕事を頑張って欲しい」
「目標を持つ大切さを分かって欲しい」
という私たちの願いが込められています。
その紙にはこう書かれていました。
バイクや車が欲しい。
家を買いたい。
日本へ行きたい。
そして、
来年またゆるかもに来てほしい。
これを聞いたとき、私たちがカンボジアを訪れる意味、
パーティーに参加する意味、日本で活動する意味がわかった気がしました。
次の日、コミュニティファクトリーにタイムカプセルを埋めに行きました。
このオレンジの看板が、埋めた場所の目印です。
女性たちがこの看板を見た時に、タイムカプセルのことや
私たちゆるかものことを思い出してほしいとの想いがあります。
コミュニティファクトリーを訪れた際は、ぜひ見つけてみてください。
そして、なんと私たちにサプライズがあったのです!
私たちのために女性たちが、
い草雑貨を作ってプレゼントしてくれたのです。
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自分たちにできることは小さなことかもしれません。
しかし、それがいつか大きな力となって問題解決のアプローチとなるように
私たちは活動を続けていくべきだと改めて思いました。
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私たちはこのパーティーに参加して、日本だけで活動していたら
分からないことに、たくさん気づくことができました。
カンボジアに行く前はよく、
「何のために活動しているのか」「この活動には意味があるのか」
ということをたくさん考えました。
仲間同士でぶつかり合ったこともたくさんあります。
しかし実際に現地に行き、女性たちと触れ合い、
彼女たちのたくさんの笑顔を見ました。
たくさんの「ありがとう」をもらいました。
私たちの想いはきちんと女性たちに伝わっていたのです。
そのおかげで、私たちはこの女性たちのために、
この笑顔のために活動していて、
これが「児童買春」という深刻な問題の解決に繋がっているということを
強く感じることができました。
日本に帰ってきた今、
現地で感じたことを多くの人に知ってほしいと思っています。
この問題について一人でも多くの人に伝えることは、
ゆるかものミッションでもあります。
今後は帰国報告会の場を設けて、
みなさんにより詳しくお伝えできればと思います!
また、ゆるかもと社会人団体「かもカフェ!」共同主催の
イベントが近日行われます。
▶10/5(土)、6(日)「グローバルフェスタ2013」
今年もかものはしはブースを出展します。
お気軽にお越しください!
▶10/14(月:祝)映画上映会「NEFARIOUS」
人身売買問題を取り上げた映画上映会です。
参加者のみなさんとディスカッションや懇親会で交流いたします。
新しい出会いと新しい学びを一緒に得ませんか?
◆日時:2013/10/14(月:祝) 13:30~16:30
◆場所:文化総合センター大和田学習室1
http://www.shibu-cul.jp/index.php
◆参加費:1,500円(社会人)、1,000円(学生)
◆内容:かものはしプロジェクトの説明
ネファリアス映画上映(約90分)
ワークショップ
※別料金にて懇親会も予定しております。
◆お申込み:http://goo.gl/JT6gUk
私は、元々国際協力やカンボジアにすごく興味がありました。
いつかカンボジアに行って困っている人を助けたい!
大学生のうちに何か行動を起こしたい!
そんな理由から、ゆるかものイベント参加をきっかけに
今こうしてゆるかもの一員として活動しています。
売られている子どもたちを直接助けることは、
今の学生の私には、とても難しいことです。
しかし、カンボジアに行き、今回のパーティーのように
女性たちの笑顔を増やすことはできます。
できることがたくさんあります。
もし、かものはしの活動に少しでも興味がございましたら
お気軽にイベントにご参加ください。
その一歩が、カンボジアの女性たちや子どもたちの大きな力になります。
お待ちしております!
ライター紹介:米山遥香学生団体ゆるかも6代目代表。ダンス、スポーツ、海外が大好きな大学3年生。世界の困っている人を助けたいという強い思いから、ゆるかもに参加。

