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誰にも届かないSOS。追い詰められた先の「虐待」の苦しみを止めたい

date2025.12.3

いつもあたたかいご支援をいただき誠にありがとうございます。

妊産婦支援事業部、ディレクターの田口です。

この冬、かものはしプロジェクトでは「誰にも頼れないお母さんと赤ちゃんをひとりにしない」ための居場所「ふたやすみ」を応援するキャンペーンを実施しています。

この冬、誰にも頼れないお母さんと赤ちゃんに、応援を贈りませんか?

すでにあたたかいご支援をお寄せくださった皆さま、本当にありがとうございます。皆さまのお力が、ひとりで不安を抱えるお母さんと赤ちゃんを支える大切な一歩になっています。

それでも今なお、助けを求められず、不安を抱えて過ごしている妊産婦さんがいます。

そんなお母さんと赤ちゃんに、どうか応援を届けていただけませんか?

前回は「ふたやすみ」で出会ったお母さんと赤ちゃんのストーリーをお届けしました。(こちら)今回は、妊産婦さんたちの孤立の背景とふたやすみでの活動についてお伝えします。

こどもが傷つき、命を落とす現実

こどもが傷つき、命を落としてしまうニュースは後を経ちません。

「東京都で5歳男児が暴行により・・」

「公衆トイレで出産し・・・」

こうした報道に、心を痛める方は多いのではないでしょうか。

家庭内での暴力やさまざまな問題によって、児童相談所での虐待相談対応件数は年々増え続けています。さらに、日本では、年間約50人※のこどもたちが虐待死に至っているという悲しい現状があります。

※心中による虐待死を除く。こども家庭庁発表 「こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第21次報告)(令和7年9月)」

誰にも気づかれない「SOS」追い詰められた先に

虐待のニュースをみるたびに、被害を受けたこどもがどんな気持ちだったのかを想像して胸が痛くなります。

同時に、虐待してしまった親の背景を知ると言葉にならない悲しみを覚えます。声にならない「SOS」を必死に叫んでも、誰にも届かずに生きてきた痛みや孤独が、そこにはあるからです。

・実の親から虐待を受けて育った

・パートナーからのDVに日常的に耐えていた

・ひとりで子育てをしていて、生活がぎりぎりだった

・心の病をずっと抱えていた、など

多くの場合で、いくつもの困難を抱えながらも、誰にも助けを求められずに生きてきたことが見えてきます。

私にもある、「社会から見捨てられた」ような感覚

妊産婦支援事業部 ディレクター田口(筆者) ©︎Tommy

この社会のなかで誰にも「SOS」が届かず、消え入りそうになりながら生きてきた、その人の痛みと悲しみを感じるときに、ふと思うのです。

私にも、

「誰にもこの苦しみをわかってもらえない」

「私ばかり辛いのに、どうして誰も助けてくれないんだろう」

そんなふうに、社会から見捨てられたように感じた経験があると。

虐待は決して肯定されるものではありません。

しかし、誰にも助けを求められずに追い詰められ、誰もその「SOS」に気づけなかった先に、起きてしまうものだと考えています。

もし、隠れた「SOS」に誰か一人でも気づくことができたなら、未来は変わったかもしれません。

虐待の苦しみをとめたい。新しい命が宿ったそのときから、つながる。

児童虐待を防ぐには、こういった親の孤立に目を向け、深刻な状況になる前から、身近に頼れる関係を作ることがとても大切です。

特に、新しい命が宿ったそのときから、出産を経て、こどもがまだ小さいうちは、心身ともに母親への負担が大きく、孤立が深まりやすいと言われています。

孤立の背景はさまざまですが、共通して言えるのは、状況が深刻になるほど、自分から「助けて」と言えない、もしくは、困っていることに気づく余裕すらなくなるということです。

本人が困っていても、困っていなくても、早くつながり、寄り添う仕組みが必要です。私たちはそのための居場所、「ふたやすみ」を立ち上げました。

「誰かを頼っても良いんだ」と感じてもらうためのふたやすみ

ふたやすみでは、居場所・訪問・宿泊を通じて、さまざまな環境下で懸命に生きてきた妊産婦さんを約1年間、個別にサポートしています。


ふたやすみを利用するなかで、妊産婦さんに「休んでもいいんだ」「誰かを頼ってもいいんだ」と感じてもらい、そしてその先で自身が持つ力を取り戻してほしいと願い、活動を続けています。

この冬、誰にも頼れないお母さんと赤ちゃんの未来を支える寄付を贈りませんか?

寒さが厳しくなるこの季節、そして、多くの人が家族や友人と過ごすイベントが多いこの時期だからこそ、孤立はより深刻になります。あなたのご支援を、妊産婦さんと赤ちゃんに届けてください。

皆さまの寄付でできること

※今回のご寄付は、妊産婦支援事業の活動にあてさせていただきます。

※2025年分として税制優遇(寄附金控除)を受けるには、クレジットカードの場合は、11月末までのお申込が対象となります。12月以降のお申込は「銀行振込」をお選びください。

あなたにあった寄付・参加の方法で、
「なんとかしたい」を大きな力に変えていきませんか?

  • 1回でのご寄付はこちらから
  • 毎月支援のサポーター会員のご登録はこちらから
  • イベントのご参加はこちらから

いつも応援ありがとうござます。
「なんとかしたい」を大きな力に変える方法はたくさんあります。
今あなたにあった方法でぜひご参加ください!