子どもが売られる問題の中でも一番劣悪といわれているのが児童買春問題です。
かものはしプロジェクトでは、この難しい問題に真正面から取り組んでいます。
「児童買春問題」とは、金銭のやりとりを通じて
性的なサービスを子どもに強要させることです。
国連の定義の中でも、最も劣悪な形態の児童労働であると言われています。
子どもは家庭の貧困を主な理由に、売春宿に売られてしまいます。
「高給なよい仕事がある。これで借金が返せる」とだまされ、
連れて行かれた先が売春宿であることもしばしばです。
逃げようにも逃げるすべをもたない子どもたちを、
誰かが救ってあげなければ、この子どもたちは一生闇の中にいなくてはなりません。
Case 01 家族を助けるために、泣く泣く体を売ることを決めた。
お母さんは、借金の返済に困って毎日悲しそうでした。
大好きなお母さんがかわいそうになって、
自分の体を売ることにしました。
最初は、体を売られてしまった後、すぐに家に帰りたいと思いました。
しかし、私の体は汚れてしまったんだから、
元の生活に戻るには恥になると感じました。
またお母さんのため、弟たちが学校へ行くためのお金を
稼ぐために、この仕事を続けることにしました。
Case 02 「よい仕事があるよ」とだまされて売られてしまう。
あるタクシードライバーに
「とても裕福な家族が住んでいる家を知っている」と言われました。
ネアリーはその時プノンペンの家政婦の仕事を探していたので
ドライバーにその家族を紹介してもらうよう頼みました。
しかし、そこへ行くとネアリーは部屋に放り込まれ、ドアに鍵をかけられました。
彼女は殴られ、監禁され、多い日は15人の男性を
相手にすることを強要されたのです。
Case 03 借金を返すために、売られてしまう。
私のお母さんには借金がありました。
生活が苦しくなり、お母さんは私を700ドルで
売春宿のオーナーに売りました。
オーナーの男は、私を別の宿に1ヶ月間100ドルで貸し出しました。
1か月の間、売春宿に押し込められ、
もし私が客をとらなかったら母親に電話して金を返せと
要求するからと言って私を脅しました。
この問題は複雑であり、闇社会との関わりも深いため、
解決しようとする側も危険にさらされています。
しかし、誰かが解決しなければ、無力な子どもたちは売られ続けてしまいます。
かものはしはこの問題に対して目を逸らさず、
被害者がゼロになるまで諦めません。
30,000円で売られる子どもを救うために

