カンボジアでは、10代の子どもが強制的に買春宿で働かされています。
時には、ドラッグ漬けにされ、強制的に働かされます。
子ども達は、HIV/AIDSに感染し、精神的・肉体的に被害を受けます。人権を侵害する深刻な問題です。

※ 写真はイメージです。
カンボジアの農村に、一人の少女がいた。 父親は早くに亡くなり、一家はとても貧しい状態。
ある日、村に「プノンペンでメイドの働き手を捜している」という男が現れた。 母親に頼まれた彼女は、男についてプノンペンの町に行くことにした。 16歳のときだ。彼女の母親は、男から50ドル(当時 約6,260円)を受け取った。
プノンペンについた彼女は、自分が騙された事に気づいた。 彼女は50ドルで売春宿に売られてしまったのだ。 部屋には窓もなく、外から鍵をかけて閉じ込められた。
泣いて抵抗すると、見張りの男に殴られた。
「カンボジア、地の民」和田 博幸より、一部改変

なぜ何の罪もないカンボジアの子どもたちが児童買春の被害にあい、 深い傷を負わなければならないのか。
その問いのひとつの答えは「貧困」にあります。
カンボジアのとある村の20~30%の農民が保持している田んぼは非常に小さく、1年間で6ヶ月分のお米しか収穫できないところもあります。
掘っ立て小屋に住み、交通手段は古い自転車か徒歩。財産である家畜はニワトリが数羽だけ。
『金持ち農民』のところで働き、日銭を稼ぎ、借金返済に追われている人もいます。
子どもたちは学校に行くことができず働かなければなりません。もし、家族の誰かが病気になった、天災により米の収穫が少なくなった、そうなったとき、子どもたちは人身売買の危険を冒して出稼ぎにいきます。「都会によい仕事がある」と人身売買のブローカーがささやくのです。
そうして連れて行かれた先は「買春宿」、そして身体を売ることを強制されるのです。










