
夢を紡ぐ
Report of India
子どもが
売られない
世界を
ありがとう。
©Natsuki Yasuda
For a world without child sex trafficking
and sexual exploitation.
私たち、かものはしプロジェクトは
「子どもが売られない世界をつくる」ために、
16年前、カンボジアから歩み始めました。
最貧困家庭から出稼ぎに出て、
被害にあうリスクを減らすための
コミュニティファクトリー事業や、
孤児院支援、警察支援を通し、
カンボジアで「子どもが売られてしまう問題」の
解決の道筋をつくることに貢献しました。
Okun(オークン)とは、カンボジアの言葉で「ありがとう」という意味です。
2002年の団体設立から16年。様々な困難がありつつも、
カンボジアで「子どもが売られる問題」は、ほとんどなくなりました。
それは、私たちのミッションに共感してくださった皆さまが
「子どもが売られない世界をつくる」ために様々な形で力を貸してくださったからです。
かものはし全員から皆さまへ、心からの「Okun」を。
Story01
Lounh Eab[ローイン・イアップ]
©Natsuki Yasuda
私は、母親を早くに亡くしました。父は精神的な病気を抱えていて支えが必要な状態でした。私は日雇いの仕事を転々としながら働き続けていましたが、それでも十分にお金がなく、父親も協力的ではなかったのでいつも兄弟の家に行って食事をしていました。そんなとき、村長さんからかものはしのことを教えてもらい、働き始めました。ファクトリーで自分で安定してお金を稼ぐことができることが、何よりも嬉しいです。稼いだお金で少しでも父の力になりたくて、今は家にもよく帰り、父とできるだけ多くの時間を一緒に過ごしています。以前より会話も増えました。これからも父を支えるために、もっともっと、頑張り続けたいです。
Lounh Eab[ローイン・イアップ]
2011年からファクトリーで働き始め、今やSALASUSUの生産を支える重要なメンバー。黙々と働く職人肌タイプだが、ライフスキルトレーニングのトレーナーにも自ら手を上げ、苦戦しつつも日々頑張って研修を受けている。
2歳になる娘といっしょに。ファクトリーがある日は、彼女を親戚の家に預けて働いている。
Thea Damlop[ティア・ダーモロップ]
©Natsuki Yasuda
私の家は兄弟も多かったため、ファクトリーで働く前は本当に貧しく、住んでいる所も家と呼べるものではありませんでした。村長さんからかものはしのことを教えてもらい、安定した収入を得ながら様々なことを学ぶことができると聞き、ずっとここで働きたいと思っていました。まだかまだかと待ち望んでいたので、かものはしで働けると決まった時は本当に嬉しかったです。まずはとにかく必死で、目の前の仕事を頑張りました。家からファクトリーはとても遠かったけど、働けることが嬉しくて、自転車で頑張って通勤しました。できないこともたくさんあるけれど少しずつできるように、がんばり続けたい気持ちです。今の仕事ができて、本当に嬉しいです。
Thea Damlop[ティア・ダーモロップ]
2010年から働き始め、現在はミシンチームの担当。寡黙だけど頑張り屋で、ミシンチームを力強く支えてくれている。ものづくりを担当しながら、彼女もライフスキルのトレーナーになるべく挑戦中。
この日はい草のマット織りのチームを手伝う。働き始めて8年、できる作業の幅も大きく広がっている。
Pot Ra[ポッ・ラー]
©Natsuki Yasuda
ファクトリーには素晴らしい仲間がたくさんいて、働いていた時は本当に幸せでした。ライフスキルやものづくりのスキルなど、たくさんのことを学び、自信をつけることができました。今の新しい職場で大変なことがあると、いつもファクトリーで働いていた時の思い出が蘇ります。コミュニティファクトリーでの経験や、仲間たちと過ごした時間を思い出すとあたたかい気持ちになり、私も頑張ろう、まだ頑張れる、と仕事のモチベーションが湧いてきて、常にチャレンジする気持ちを沸き立たせてくれます。だからこそ、今も新しい仕事でがんばれています。ファクトリーで得た自信や経験が、今の私を支えてくれています。本当に、ありがとう。
Pot Ra[ポッ・ラー]
2012年からファクトリーで働き始め、家族を支える。2017年5月に卒業。スクール事業の卒業サポートサービスを活用して、現在、元スタッフが運営するケータリング会社でアシスタントを担当している。
ポッ・ラーも含めファクトリーから卒業した女性が3人が働く。農村部のファクトリーの仕事から都市部の仕事にステップアップした彼女たちは、働きながらも笑顔が絶えない。
Kheiv Sopheap[キウ・ソピアップ]
©Natsuki Yasuda
かものはしで働き始めて、10年になります。何よりも皆さんに伝えたいのは、カンボジア社会を良くすることに貢献してくれてありがとうという感謝の気持ちです。みなさんの支援は、カンボジア社会にいる脆弱な状況にあるたくさんの女性たちを救ってくれました。私の地元の村にいる女性たちをもです。皆さんのサポートのおかげで、多くの女性たちがライフスキルを身につけ、安定した給料をもらうことができ、家族を支えることができています。私は皆さんが支えてくれたこの10年を一生忘れないでしょう。かものはしがカンボジアにいるたくさんの女性の力になってくれていることがすごく嬉しいし、私もその一員として働けて、本当に幸せです。
Kheiv Sopheap[キウ・ソピアップ]
2009年から働き始める。総務部門、スクール部門、会計部門など多岐に渡る業務を経験し、現在は財務のジュニアマネージャー担当。どんな仕事に対しても責任感が強く、頼り甲斐のあるスタッフ。子連れで毎日出勤。
カンボジア、シェムリアップの市内にある事務所で働く様子。パソコンの画面を見つめる表情は、いつも真剣そのもの。
Soeurm Sarou[スウーン・サールー]
©Natsuki Yasuda
ファクトリーで働く前は、大変なことがたくさんありました。借金を背負い、家計もとても苦しかった。でも、ここには難しいことから逃げずに、前向きに頑張っている女性がたくさんいました。トレーニングでも前向きである大切さを学びました。彼女たちを見て、私もネガティブになって諦めるのではなく、とにかく明るく前向きにいようと思いました。トレーニングで発言することも、最初は緊張してできなかったけど頑張ってできるだけ発言しました。それを心がけていると、私の人生もどんどん前向きになっていきました。そんな私には今、仕立て屋として自分のお店を開くという新しい夢があります。その夢を叶えるため、これからも前向きに頑張っていきたいです。
Soeurm Sarou[スウーン・サールー]
2017年に働き始めた新入生。母親の病気の医療費が非常にかかり、多くの借金を背負っている。持ち前の明るい性格で努力を続け、今や先輩の女性たちが難しいと感じている仕事もできるようになってきた。
先輩の女性たちとおしゃべりをしながら、い草を選別する。まだあどけない表情が残りつつ、一生懸命仕事に向き合う姿が印象的。
Chhut San[チョッ・サン]
©Natsuki Yasuda
私はこれまで応援してくださった皆さんにとても感謝をしています。私は2017年にファクトリーを卒業し、今はホスピタリティーを勉強するための職業訓練校で勉強しています。様々な分野の勉強をする中で美容に興味を持ち、今はその訓練校でスパのやり方や、サロンでの振る舞いを勉強しています。もうすぐ研修期間が終わり、働き始める予定です。今日に至るまで、かものはしがたくさんの成長の機会や、仕事の機会、チャレンジする機会を与え続けてくれたからこそ、私はこのチャンスをつかみ、自分の未来を切り開くことができました。私のように、明るい未来を作っていける女性がファクトリーからどんどん輩出されることを心から願っています。
Chhut San[チョッ・サン]
2011年からファクトリーで働き始め、2017年に卒業。現在、ホスピタリティーを学ぶ職業訓練校のSALABAIで勉強に励んでいる。2018年8月に11ヶ月の研修を終え、新しい仕事にチャレンジする予定。
彼女が毎日学ぶ訓練校の前で。休憩時間の合間をぬって、撮影に協力してくれた。嬉しそうな彼女の目は、前向きなエネルギーでいっぱいだった。
Lorm Seak[ローム・スィアック]
©Natsuki Yasuda
私の父は家で暴力を振るう人で、借金もあり毎日の生活はとても大変でした。そんな中、家族の支えがあってかものはしのファクトリーで働けると決まったとき、とても嬉しかったです。最初は新しい場所で働くのが怖くて、恥ずかしくて、わからないことがあっても質問できませんでした。でも、周りにいるスタッフはずっと私を励まして、とにかく何かあったら聞いて、恐れないで、と言い続けてくれました。そのおかげで少しずつ聞けるようになり、それとともにできることも少しずつ増えていきました。バッグがうまく縫えた時は、とっても嬉しかったです。一緒に働くみんなと話していたら、笑うことも多くなりました。笑って過ごすことができるこの場所に、とても感謝しています。
Lorm Seak[ローム・スィアック]
アルコール中毒を患う父親からはファクトリーで働くことも反対されたが、母親や他の親戚の助けがあり、2017年からミシンチームで働き始める。働き始めてまだ1年だがSALASUSUのサコッシュは彼女がいないと作れないほど。
一つひとつのバッグを、丁寧に縫っていくスィアック。ファクトリーでは工程がいくつかに分かれ、何人もの女性たちが関わって一つのバッグができあがる。
Sok Touch[ソク・トゥーイ]
©Natsuki Yasuda
ファクトリーで働く女性たちのドライバーとして、送り迎えを担当してきました。毎日彼女たちを見ていて、元気な時もあれば、そうでない時もありました。今日はどうかな。明日はどうだろう。心配に思うこともたくさんありました。それでも諦めずに毎日頑張ってファクトリーに来て、努力を重ねる彼女たちは少しずつ、たくましく、力をつけていきました。すぐ側でそんな彼女たちの成長を見守ることができて本当に嬉しかった。自分も、そんな彼女たちがより成長し、社会に羽ばたいていく力になりたくて、ライフスキルトレーナーとしても努力を続けています。そんな機会を私に、また彼女たちに作ってくれた皆さんに心から感謝しています。本当に、ありがとう。
Sok Touch[ソク・トゥーイ]
2013年よりファクトリーで働き始め、5年間ドライバーとして、毎日働く女性たちを農村の家からファクトリーに送り届ける。かものはしに入職する前、家の近くで英語を教えていた経験を生かし、ライフスキルトレーナーとしても現在活躍中。
毎日10人ほどの女性たちが、彼のバイクの荷台に乗り、ファクトリーまで働きに来ている。
Sy Soksan[スィー・ソクサン]
©Natsuki Yasuda
私の母は病気がちで、私は母を助けるために毎日日雇いの仕事を転々としていました。ある日、私の家が火事になってしまって、これまで大切にしてきたものの全てがなくなってしまいました。その時はとてもショックで、母親の病気も悪化し、どうしたらいいかわからなくなりました。そんな時、かものはしで働き始めました。最初は毎日不安だったけど、ここでたくさんのトレーニングを受けて、徐々に慣れることができました。ここで受けた問題解決トレーニングは、これまで学校で誰も教えてくれなかったことで、とても役に立っています。結婚して子どもも産んで、簡単なことばかりではないけれど、毎日を楽しく過ごせることに、とても感謝しています。
Sy Soksan[スィー・ソクサン]
SALASUSU生産の重要なパートを担う中心的な女性。前向きでとても明るい性格。結婚して今は一児のお母さん。ファクトリーに併設している託児所に子どもを預け、働き続けている。
一緒にはたらくみんなと。一緒に働く仲間の存在も、ファクトリーではとても大きい。
Veak Ley[ヴェック・ライ]
©Natsuki Yasuda
2017年、初めて後輩の女性の指導を担当することになりました。彼女は頑張り屋だけど、い草を選ぶ作業がうまくできずに苦戦していました。私は自分がファクトリーで働き始めた頃を思い出し、どんなことを、どんな風に教えたらいいか、必死に考えながら、彼女が安心できるようにと丁寧に教えていきました。少しずつ彼女のできることが増えていって、それと共に笑顔が増えていくのはとても誇らしいことでした。そして、ついに彼女が訓練生から次のレベルであるワーカーポジションに昇格できたのです。彼女に指導する経験を通じて、自分も誰かの役に立てたことが本当に嬉しかった。もっともっと、誰かの力になれるように頑張っていきたいです。
Veak Ley[ヴェック・ライ]
父親を早くに亡くし、ずっと内職で日銭を稼いでいた。コミュニティファクトリーがスタートした2008年から働き始める。元気いっぱい、思いやりのある優しいキャラクターで、後輩を献身的に指導している。
チームのみんなとい草を選別している様子。一つひとつ丁寧に、い草をチェックしていく。
Khloeut Sochet [コーン・ソチェット]
©Natsuki Yasuda
たくさんの情熱と熱意で、私たちを支えてくれて本当にありがとう。皆さんの強い想いや、遠く離れたカンボジアの女性たちへの愛情は、私がここで働くモチベーションになっています。私はファクトリーの女性たちと接する中でたくさんのことを学んできました。彼女たちにうまく気持ちが伝わらず、もどかしく難しいこともありましたが、私も彼女たちへの愛でこの仕事を続けてこれました。こうやって多くの人の力になるかものはしで働けることはとても誇りです。私たちは常に前に、前に進み、より多くの女性たちの力になりたい。その道をこれまで一緒に作り、これからも一緒に作っていくのは、これまで応援してくれた皆さんです。本当にありがとう。
Khloeut Sochet [コーン・ソチェット]
自分の村の人たちの力になりたいと、かものはしに入職。当初は英語やPCも苦手だったが、とても努力家で実行力の強い頼れるスタッフ。働く女性たちからの信頼は厚く、カウンセリングやトレーニングを担当、スクール事業の中核を支える。
現地日本人スタッフの亀山とともに。スクール事業の中核を担う2人の間には、深い信頼関係が築かれている。
Chea Heng &
Touch Navorn[チェー・ヘイン] & [トゥーイ・ナヴォン]
©Natsuki Yasuda
カンボジアでは「子どもが売られる問題」の被害はとても少なくなりました。かものはしが資金を提供してくれたおかげで、警察官はトレーニングを受けることができ、どうやって調査をし、加害者を逮捕するのか、どうやって被害者にインタビューをするかなどを学ぶことができました。かものはしの良いところは、資金提供をするだけなく活動に参加し、一緒に活動を支えてくれるところです。かものはしの支援で購入した備品は今もここにあり、引き続きとても役に立っています。かものはしをはじめ、世界中の多くの人や団体の支えがあって、カンボジアの状況はすごくよくなりました。この問題を解決するために力を貸してくれて、本当にありがとう。
Chea Heng & Touch Navorn
[チェー・ヘイン] & [トゥーイ・ナヴォン]
カンボジア警察にて、AHTJP(Anti Human Trafficking Juvenile Protection)という子どもの人身売買犯罪を専門に扱うチームで働く。
2人と話す本木と村田。現在のシェムリアップの状況をわかりやすく説明してくださり、今回のインタビューにも、快く協力してくれた。
01
Lounh Eab[ローイン・イアップ]
父との時間を、
ありがとう。
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02
Thea Damlop[ティア・ダーモロップ]
ここで働く機会を、
ありがとう。
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03
Pot Ra[ポッ・ラー]
自分を支える自信を、
ありがとう。
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04
Kheiv Sopheap[キウ・ソピアップ]
カンボジアの社会を
よくしてくれて、ありがとう。
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05
Soeurm Sarou[スウーン・サールー]
新しい夢を、
ありがとう。
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06
Chhut San[チョッ・サン]
機会を与え続けてくれて、
ありがとう。
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07
Lorm Seak[ローム・スィアック]
笑うことができる今を、
ありがとう。
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08
Sok Touch[ソク・トゥーイ]
ファクトリーに行ける毎日を、
ありがとう。
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09
Sy Soksan[スィー・ソクサン]
楽しく過ごせる毎日を、
ありがとう。
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10
Veak Ley[ヴェック・ライ]
誰かの役に立つ機会を、
ありがとう。
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11
Khloeut Sochet[コーン・ソチェット]
カンボジア女性たちへの
愛情を、ありがとう。
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12
CHEA HENG[チェー・ヘイン]TOUCH NAVORN[トゥーイ・ナヴォン]
問題解決の力になってくれて、
ありがとう。
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©Natsuki Yasuda
Rem Hing[レム・ヒン]
私は姉2人、妹2人の5人兄弟のちょうど真ん中です。私は勉強が大好きでしたが、小学校6年生でやむなく学校を中退しました。せめて中学校を卒業できていたらと今も思いますが、母を病気で亡くし、父は別の家庭を持つことになり、兄弟で力を合わせて生きていかなければならず、仕方のないことでした。学校を辞めてからは、農作業を手伝って日銭を稼ぎました。上の姉2人も妹の1人も、小作人として働いていて、苦しい生活でした。
そんな時、近所の友達からかものはしのファクトリーの話を聞き、2009年の8月から働けることになりました。家の近くで安全な仕事につけることがとても嬉しかった。でも、最初は仕事に慣れることができずにとても大変でした。入ってすぐに担当したい草の染色のチームでは、自分の背が低くて鍋にい草を入れる作業すら難しく、続けられるのかとても不安だったのを覚えています。その後、い草のマット織りのチームの一員となり今に至ります。
Rem Hing[レム・ヒン]
2009年からファクトリーで働き始める。現在一番人数の多い、い草のマット織りチームのリーダーとして活躍中。持ち前の明るさと笑顔で、チームを引っ張っている。
私は商品の重要な部分となるマットを、誰よりも早く、多く、そしてきれいに織り上げるために、おしゃべりをしないで黙々と作業に集中することを心がけました。その努力が認められて、1年後にチームリーダーに昇格することができました。でも最初はどうしていいかわかりませんでした。チームメンバーの中にはたくさんの私より年上の作り手たちがいたからです。自分が成果を出すだけではだめで、全然協力を得られない。
それでも、ライフスキルトレーニングで学んだことを活用し、日々メンバーのみんなに積極的に声をかけ、コミュニケーションをとって信頼を築いていこうと努めました。その甲斐あって、今は一番人数の多いチームのリーダーとして楽しく働いています。このファクトリーで、ライフスキルについて学ぶ機会にも恵まれ、仕事をする仲間にも出会え、そして商品を作ったお給料で、一番下の妹がずっと学校に通い続けられていることを心から嬉しく、誇りに思います。
私ももっとスキルを磨きたいけれど、学びたいという願望だけでは家族を支えられない。だからファクトリーで学ぶ中で力をつけて、もっともっと貢献できる人間になって、自分と家族の人生をより良いものにしていきたいです。私の人生にこんな素晴らしい機会をくださったみなさんに心から感謝しています。たくさんのOkunを皆さんに伝えたいです。
かものはしプロジェクトがはじまった2002年から16年間、
カンボジアで「子どもが売られない世界をつくる」ために、
様々な活動を行ってきました。
2002
かものはしプロジェクトがはじまる。
2003
カンボジアで事業を行うことを決定。
2004
孤児院の子どもを対象とした
IT事業/PCスクールを開始。
2005
農村部の貧困層への支援に
シフトすることを決定。
2006
現地NGOと共同でコミュニティファクトリーの
立ち上げに着手。
2007
初年度は38名の女性たちを迎え、
ファクトリーを運営。
2008
かものはし独自運営のファクトリーを
新たに立ち上げる。
2009
子どもを買わせないための
警察支援を開始。
2010
孤児院の支援を2009年より開始。
毎年50人を継続的に支援。
2011
い草商品の直営店第1号店オープン!
2012
貧困ライン以下の人口割合が、
2008年の34%から、2012年の18%ヘ減少。
2013
安心して働けるよう、
給食と託児所をスタート!
2014
カンボジア社会の発展とともに、
子どもが売られる問題の被害は減少傾向に。
2015
カンボジア事業の自立を決断。
初の卒業生も輩出。
2016
デザインを一新した、
新しいブランドの立ち上げ。
2017
生きる力を身につける、
ライフスキルトレーニングが軌道に乗り始める。
2018
かものはしからの自立を実現!
IT事業&PCスクール:2002〜2005年
(IT事業は2011年まで継続)
コミュニティファクトリー経営:2006年〜現在
孤児院支援:2009〜2014年
警察支援:2009〜2015年
Continuing in Cambodia as
「カンボジアの女性たちの人生の旅を応援する」
という新しいミッションに向かって。
2018年7月6日、カンボジアのコミュニティファクトリーにて、働く女性たちとスタッフ、日本から来られた皆さまと。
Thank you for your support!!
From all members of Kamonohashi
2017年度、カンボジア事業部はかものはしから自立しました。
すべては、皆さまのあたたかく力強い応援のおかげです。
子どもが売られる問題がなくなった世界のその先をつくるため、
カンボジア事業部はNPO法人SUSUとして活動していきます。
世界中にいる多くの方が「子どもが売られる問題」を解決したいと願い、
様々な形で行動してくださったことで、社会が変わり、
カンボジアで、売春宿に子どもが売られる問題をなくすことができました。
どんなに難しいと思われる問題でも、力を合わせれば解決できる。
その一人として力を貸してくださった皆さまに心から感謝しています。
これからはインドで。
世界を変える一人として、共に歩んでいただけると嬉しいです。
2018年7月6日コミュニティファクトリーにて
カンボジアの次に「子どもが売られない世界」を
目指す、
インドでの活動を特集レポートで
詳しくご覧いただけます。
ご寄付で、世界を変える一人として
かものはしととともに歩む
子どもが売られない世界へ
さらに、もう一歩進むために