認定NPO法人かものはしプロジェクトは、
子どもへの暴力や虐待のない社会を目指し、
海外と日本で活動しています。
- 多くのメディアで放映
NHK、カンブリア宮殿、
朝日新聞、
読売新聞、
日本経済新聞など。
- 15,000人のサポーター
15,000人もの
個人サポーター会員や
企業からのご支援。
- 都の認定基準をクリア
東京都の認定を受けた
認定NPO法人です。
財務諸表なども情報公開。
だまされて売春宿に売られた
少女、サリナ17歳
「子どもに値段が付けられ売られてしまう」信じられないような行為が、
今も世界中で起こり続けているという事実を、あなたはご存知でしょうか?
インド西ベンガル州に住むサリナ(仮名)は17歳のとき、だまされて売春宿に売られました。
彼女が7人兄弟の長女として育ったのは、インドの西ベンガル州にある貧しい農村。
学校にも行けずに「3食食べるのがやっと」という子ども時代を過ごします。
![photo by Siddhartha Hajra](./img/sec02_img1.jpg)
「私が、両親や幼い兄弟を支えたい!」
都会に働きに出ることを決めた彼女は、
同じ村に住む親戚から「良い働き口を紹介してあげる」と声をかけられます。
“家に招かれ、すすめられたお茶を飲むと、意識を失ってしまいました。
たぶん睡眠薬が入っていたのでしょう。
気がついたら電車に乗っていて、知らない男が隣にいました。
「どこに行くの?」「イヤだ、家に帰してほしい」そう言うと返ってきたのが、
「おまえはあの親戚の女に売られたんだよ」という冷たい言葉でした。
そして、連れて行かれた先は売春宿。
朝から晩まで、つらい暴力をたくさん受けながら、嫌な仕事をさせられ、食事も与えられず、
劣悪な環境につめこまれて眠る。そんな生活が何年も続きました。”
![Dialogue for People](./img/sec02_img2.jpg)
幸いにも救出されて、村に戻った後も
過酷な運命が待ち受けていました。
昔からの友達に無視をされる、村人から家に火をつけられる。
性産業に関わったことで「汚らしい」と見られ、差別と嫌がらせに遭った彼女は、
私たちのパートナー団体のサポートを何年も受け、ようやく立ち直りました。
そして村はずれに小さなお店を建てました。
“私はこれまでずっとコントロール「される」側の人間でした。
誰かに命令され、従うしかなかった。
そんな私が「今日の仕入れは何にしよう、儲かったお金で何を買おう」と考えて
行動を起こせるようになった。「人身売買の被害者」から「ビジネスウーマン」になったんです。
支配される側から、自分で何かを決める側になれたのです。”
みんなと同じように、
学校へ行って勉強したかった…
このインドをはじめ世界中では、100万人(※)の子どもが人身売買の被害にあっています。※出典:ILO 2017年 Global Estimates of Child Labour RESULTS AND TRENDS,2012-2016
![このインドをはじめ世界中では、100万人(※)の子どもが人身売買の被害にあっています。](./img/sec03_01.jpg)
![「家に帰してほしい!」「お母さんに会いたい…」](./img/sec03_02.jpg)
売春宿のオーナーは、彼女たちの髪をつかみ、頬や体を倒れるまで殴ります。
倒れた彼女は、「客の前で暴れると痛い思いをする」と抵抗できなくなります。
- 「みんなと同じように、
学校へ行って勉強したかった…」 - 「ミーチャ」という女の子の言葉です。
東南アジアで12歳で売られたミーチャは、
HIVに感染し、20歳で亡くなりました。
(出典:大久保 真紀著 「買われる子どもたち―無垢の叫び」)
苦しみながら売春をさせられている子どもたちが、世界中には今もいるのです。
運良く救出されても、トラウマやHIVへの感染、周りからの差別に襲われます。
未来に希望を見いだせず、自ら命を絶つ場合もあります。
ただ生まれた環境が違うだけで、
私と同じ女の子が苦しんでいる
この問題は、どうすれば解決できるのでしょうか?
私たち、かものはしプロジェクトが活動を始めたのは、2002年のこと。
共同創業者の村田早耶香が、大学2年生のときに受けた衝撃がきっかけでした。
子どもたちが苦しんでいる社会を、
なんとか変えたい
認定NPO法人かものはしプロジェクト
共同創業者 村田早耶香
![「家に帰してほしい!」「お母さんに会いたい…」](./img/sec04_img1.jpg)
大学時代に訪ねたカンボジアの村で
大学の授業で、12歳で売春宿に売られ
20歳でエイズで亡くなった女の子の話を聞きました。
「私は親に何十万円もの学費を出してもらい、楽しい大学生活を送っている。
生まれた場所が違うだけで、どうして与えられた運命が、こんなにも違ってしまうのだろう?」
そんな疑問にいてもたってもいられずに、夏休みに現地を訪ねました。
保護された子どもたちと片言で話し、遊び、人懐っこい笑顔に触れ、
同時に彼女たちの哀しい過去を知りました。
「こんなひどいことは、絶対になくさなくてはいけない…」
「子どもが未来を奪われて苦しんでいる社会を、なんとか変えたい」
強い思いを抱いて帰国した私は、自分にもできることを探し始めました。
2002年にかものはしプロジェクトを設立して、カンボジアで活動を開始。
2011年からインドでも、取り組みを始めました。
カンボジア
では子どもを「買わせない」「売らせない」
一人ひとりの女の子を助け出すだけでは、この問題は決して解決しない。
根本的な問題解決のため、人身売買が起こらない仕組みづくりに力を入れました。
インドでは人身売買を「割の良いビジネス」としない
人身売買業者が逮捕され、有罪となる確率はたった数%。現地のパートナー団体とともに、
問題の根を断つ取り組みと、被害を受けた子ども・女性に寄り添う活動をしています。
貧しい農村でたくさんの少女に出会い、
彼女たちの笑顔を創り出してきました。
![工房で働いている女性たち。みんな働く力を身に付けながら、「生きる力」を身に付けています。](./img/sec05_img1.jpg)
工房で働いている女性たち。
みんな働く力を身に付けながら、
「生きる力」を身に付けています。
これらの活動や社会全体の取り組みの結果、
カンボジアでは性犯罪の加害者の逮捕件数は2001年から9年間で大幅に増加。
今では子どもを置く売春宿はほとんどなくなり、
カンボジアでは「人身売買の問題が解決した」と言えるまでになりました。
カンボジアでの活動は2018年に終了。
現在は、インドでの活動に集中しています。
”裁判で被害者へ「補償金」の支払額が、
活動開始前の10〜20倍認められるように”
“人身売買を取り締まる法案が、
2021年冬の国会で議案にのぼる(ただし成立には至らず)”
「加害者の逮捕や、有罪判決が増えない」など想定外の困難はありつつも、
良い兆しが着実に見えています。
![Dialogue for People](./img/sec05_img2.jpg)
子どもが売られない世界はつくれる
みんなの力を合わせれば、社会は変えられる
地道な活動を続けてたどりついた、私たちの確信です。
私たちが住む日本にも、暴力や
虐待に苦しんでいる子どもがいる
海外での人身売買の問題を国内で伝えていくなかで、
私たちの耳に届いたのが、日本の子どもたちの苦しんでいる状況でした。
たとえば親の虐待から逃れるため、家を出る。
寝る場所にも困る中で、騙され、監禁され売春を強要される10代の少女の状況などです。
![少女イメージ](./img/sec06_img1.jpg)
その問題の根を突き詰めて見えてきたのは、家庭が安全ではない子どもたちの状況でした。
- 家で暴力をふるわれている子ども
- 生まれてすぐ遺棄されてしまった赤ちゃん
- 十分な食事を与えられず放置状態の子ども
私たちの足元で、先進国で制度があるはずの日本で、
大人によって傷つけられている子どもたちがいると、わかってきたのです。
「子どもが、理不尽な暴力にさらされているのは、
インドも日本も同じ」
「海外でも日本でも、暴力や虐待に
苦しむ子どもをなくしたい」
国内での支援団体や行政機関と連携しながら、2019年に児童虐待の問題に取り組むため、活動を始めました。
![関係団体とともに政策提言を行う様子](./img/sec06_img2.jpg)
関係団体とともに政策提言を行う様子
今もどこかで、生まれた家や育った環境など大きな力に抗えず、暴力や虐待に苦しむ子どもたちがいます。
みんなで力を合わせれば、
きっと暴力や虐待に苦しむ子どもたちを減らせる。
市民一人ひとりが動けば、社会を変えていけると、20年間の経験で私たちは信じています。
想いを同じくする方は、どうかご支援いただけませんか?
子どもや女性を虐待や暴力から守る
ため、私たちの仲間になってください!
今苦しんでいる、子どもたちを救いたい。被害に遭った子どもたちを助けたい。
子どもたちが犠牲になる悲しい連鎖を止めたい。
もしあなたが、
「子どもたちを助けたい」
「かものはしプロジェクトを応援したい」
と思ってくださったなら、サポーター会員として
私たちの仲間になってもらえませんか?
あなたの寄付で、
実現できること
被害者が正義を
勝ち取るための裁判支援
![被害者が正義を勝ち取るための裁判支援](./img/sec07_img1.jpg)
売春宿から救出された女性が加害者と闘うための裁判を支援しています。また、人身売買の被害に対して、適切な補償金を政府から受けるための裁判等も支援しています。
コロナ禍では、食料や
生活物資などの緊急支援も
![コロナ禍では、食料や生活物資などの緊急支援も](./img/sec07_img2.jpg)
ロックダウンによって深刻な食糧不足など生死に関わる事態に直面した、人身売買の元被害者たち。340人に対し、6ヶ月間に渡り、食糧や生活用品を購入するための支援を提供しました。
単にモノを与えるだけではない。
子どもを虐待や暴力から
守る仕組みをつくる。
今苦しんでいる子どもたちも、未来の子どもたちも救うために、
お一人ひとりの寄付を最大限有効に使わせていただきます。
![過去のインド事業における資金使途(2020年度 年次報告書より)](./img/sec07_img3.jpg)
月1,000円からの支援で、
子どもたちを守れる
かものはしプロジェクトは、毎月1,000円〜ご寄付いただけるサポーター会員の方々から、
あたたかいご支援をいただいています。
15,000名以上からご支援いただいてきました。
社会からも、
注目をいただいてきました
メディア掲載
「カンブリア宮殿」に出演
![「カンブリア宮殿」に出演](./img/sec08_img3.jpg)
NHK総合、テレビ朝日、日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞などに掲載
受賞歴
「ウーマンオブザイヤー」
![「ウーマンオブザイヤー」](./img/sec08_img4.jpg)
日本青年会議所「人間力大賞・参議院議員奨励賞」、エクセレントNPO大賞、国際交流基金「地球市民賞」なども受賞
支援企業
味の素株式会社など
![味の素株式会社など](./img/sec08_img5.jpg?ver=003)
味の素株式会社、住友生命保険相互会社、ジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会、日鉄エンジニアリング株式会社などからもご支援いただいています
15年以上の活動実績と
公正な法人運営が認められました
- 東京都により
認定NPO法人に認定
- 財務情報も公開
お一人ひとりの想いを、子どもたちの幸せへと最も効果的に変えるために。
皆さんからお預かりした寄付金を最大限有効に活用するため、効率的な組織体制を整えてきました。
暴力や虐待に苦しむ子どもたちを
守るのは、今のあなたの行動です
あなたがPCやスマホの前にいるこの今も、
世界のどこかでだまされて子どもが売られています。
しかし、それを止める力があなたにはあります。
私たちが学んだのは、「行動すれば、変えられる」ということです。
一人ひとりの力は小さいかもしれない。
でも、たくさんの人の力が集まれば、
この問題は必ず解決できる。
![サポーター会員の皆さまと](./img/sec09_img1.jpg)
2019年6月の年次総会でサポーター会員の皆さまとともに
たくさんのサポーター会員の皆さまと一緒に歩んできたなかで、
想いは確信へと変わっています。
- アジアの子どもたちのために、
何かしたいと思っていた - 本当に役立つ寄付先を、
探していた - 自分は現地にいけないけど、
頑張っている人を応援したい
もしあなたがそう思っていたなら、
今すぐサポーター会員にお申し込みください!
会員になった方には
入会キットが届きます
![入会キットが届きます](./img/sec09_img2.jpg)
年次報告書、イベントやボランティアなど、かものはし参加の方法をお届けします。
最新の活動成果を
お伝えします
![最新の活動成果をお伝えします](./img/sec09_img3.jpg)
年に一度年次報告書と事業報告会で活動の報告や今後の方針を詳しくお伝えしています。
ブログ、Facebook、Twitterでも活動の様子を発信しています。
寄附金控除により、
寄附金の最大50%が戻ります!
認定NPO法人であるかものはしへのご寄付は、寄附金控除(税制優遇)の対象となります。最大約40%の所得税控除と、東京都にお住まいの方は住民税控除を合わせると最大約50%の控除が受けられます。
例:毎月3,000円のご寄付を1年間続けた場合(年間36,000円ご寄付された場合)
・所得税:
(36,000円-2,000円)×40%=13,600円
→合計13,600円の控除が受けられ、毎月の実質負担額は2,000円未満になります。
さらに東京都にお住まいの方は、
・住民税:
(36,000円-2,000円)×10%=3,400円を加えると
→合計17,000円の控除が受けられ、毎月の実質負担額は1,600円程度になります。
世界の子どもを助けるための
ご支援をお願いします
![認定NPO法人かものはしプロジェクト 共同創業者 村田早耶香](./img/sec10_img1.png)
認定NPO法人かものはしプロジェクト
共同創業者 村田早耶香
「最悪の形態の児童労働」と言われている「子どもが売られる問題」に取組み始めて、15年以上が経ちました。
「問題解決には20年も30年もかかる」と言われていたカンボジアは、皆さまのご支援を始め、
色々な人の取組みのおかげで随分状況が良くなりました。
しかし、まだ世界には今も売られている子どもがいます。
また日本でも、暴力や虐待を受ける子どもがいます。
世界で、日本で、暴力や虐待で子どもが苦しむことをなくすために、一緒に活動してください。
最後に…