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カンボジア

【前編】記念すべき5周年!カンボジアでの総勢300人の記念パーティー

「コミュニティファクトリーで働くことがすごく楽しい。
自分自身でお金を稼げるようになって、家族をサポートできるようになった。ファクトリーで勉強をすることができて
とても嬉しい!」

彼女は笑顔で、私たちにこう伝えてきたのです。

みなさん、こんにちは!
カンボジアでインターンをしております田中將介です。
9月1日(日)に、カンボジアで
コミュニティファクトリー設立5周年記念をお祝いするパーティーが開催されました。
今回、私がこのパーティーの指揮をとらせていただくことになり、
2ヶ月以上前から準備してきました。
今日は、そのパーティーの報告をいたします。
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このパーティーは、ただ5周年記念をお祝いするものだけではありません。
私たちは、3つの目的を掲げました。
1.スタッフや女性たちのモチベーションアップ
2.現地で関わっている方との現状のシェアとゴールの再確認
3.支援していただいている方への感謝

このようなコンセプトの中で一番大切にしていたことがあります。
それは、女性たちだけに喜んでもらうのではなく、
かものはしに関わってくださっている全ての人に「喜び」
与えることができるパーティーにするということでした。
そのために、企画する私たちの間で常に意識していることがありました。
さまざまな方のご支援やご協力があるから、
スタッフ・女性たち全員が今この場所で働くことができています。
その「感謝」の気持ちを持ってパーティーにのぞんでほしい、ということです。
「パーティーって何するの?」と思われる方もいると思いますので、
簡単にパーティーの流れをご紹介していきます!
まずは、共同代表3人からのスピーチで始まりました。
キーワードは、「感謝」です。
これからもお互い学び合い、そしてみなさまに応援していただきたいというメッセージが共通して込められていました。
青木からのスピーチ。
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村田からのビデオメッセージ。
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本木からのビデオメッセージ。
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女性たちも真剣に聞き入っています。
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続いて女性たちからのスピーチです。
IMG_5218.JPG「コミュニティファクトリーで働くことがすごく楽しいです。
自分自身でお金を稼げるようになって、家族をサポートできるようになったことや、ファクトリーで勉強をすることができてとても嬉しいです。私はかものはしプロジェクトが大好きなので、ずっとここで働き続けたいです。」

というスピーチをしてくれました。
女性たちの両親からのスピーチ。
IMG_5228.JPG「他の国に行ってほしくないので、このままコミュニティファクトリーを
ずっと続けてほしいです。それが私たちの安心につながります。」

都市へ出稼ぎに行くということは、
だまされて身を売られてしまう危険にさらされます。
しかし、コミュニティファクトリーがあることにより、
家を離れずに、家族と安心して暮らすことができるのです。
スピーチが終わった後は、
この1年間頑張ったという証明書を一人一人青木から渡しました。
IMG_5247.JPGこの時の女性たちの嬉しそうでキラキラした姿が忘れられません。
このように自分が行ったことが形に残るのは、とても嬉しいですよね。
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今回のパーティーには省庁の方をはじめ、
警察の方、NGOの方、中にはテレビ局の方にも来ていただきました。
もちろんこのように普段コミュニティファクトリーで働いている女性たち
そして彼女たちの家族も参加しました。
日本からはかものはしプロジェクトの学生団体であるゆるかものみなさんが参加してくださいました。
なんと、総勢約300名の方々に、ご参加いただきました!
また、日本では約3000名のサポーター会員さまがいらっしゃいます。
こんなに多くの方々が関わってくださるパーティーなんて
なかなかないのではないか。
本当にその方々のお力があって今この瞬間を過ごせている。

ということをパーティーが始まり、すぐに強く強く感じました。
本当に心から感謝いたします!
午後の部はコミュニティファクトリー見学、
そしてエンターテインメントを行いました。
あることによって、女性たちが見違えるほどきれいに・・・!
また、かものはしならではのパーティーが・・・!

5周年記念パーティーの様子、後編はこちらから!

IMG_2477.JPGライター紹介:田中將介
大学まで野球を続ける野球少年。カンボジアとの出会いが大きく人生を変える。思い切って大学を休学し、かものはしでインターンを始めた大学2年生。

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