子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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インド

人身売買の被害者たちに今の私たちができること。

こんにちは!インド事業部インターンの花角紀子です。
私は先月、かものはしのインド出張に同行してきました。

 

インドでの3週間。

 

被害者の女の子たちと出会い、そして現地の活動の最前線を見て、私が感じたことを書きたいと思います。

 

「被害者の女の子たちの思いに寄り添う」

 

これが私の出張目標でした。

自分の活動の先にいる被害者たちがどのような思いを抱えているのか、自分自身で感じたかったのです。

 

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売春宿から救出されてたった2週間の子

家族に売られ、もどる場所がないままシェルターで3年過ごしている人

絶望と不安に押しつぶされそうになっている子

自分の夢を見つけ、前を向いて歩き出している子

 

たくさんの子に出会った。

1人1人がそれぞれの思いを心の中に抱えていた。

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そんな中、私は自分の夢を語ってくれた子に出会った。

彼女は看護師を目指して勉強しながら、

将来はソーシャルワーカーになりたいと話してくれた。

 

 

「トラウマを抱えている女の子たちは自分の意思や本当の声をなかなか出せずにいる。

しかしそれではいけない。もっと彼女たちが前を向いて生きていけるように引っ張っていきたい。」

 

 

そんな彼女も最初はトラウマや自分自身の過去に罪意識を感じて、

本当のことを話すことができずにいた。

しかし、ある時すべてを打ち明けることができたことで、

自分はいま前向きになれているのだ、と話してくれた。

 

誰かに自分を打ち明けられて前を向き始めることができた子もいれば、

(誰も信用できない。)

そう思って自分の殻の中に閉じこもっている子もいた。


私は、自分が誰かに、

「自分の向き合いたくない過去」について打ち明ける時を想像してみた。

 

自分が情けないほどに弱くて、でもどうしようもできなかったあの時。

そんな過去を誰かに告白しようとした時、私は一体何を感じたのだろうか。

 

「実は・・・」と相手に話始める瞬間。

そこには、"受け入れてもらえるかわからない"というものすごく大きな「恐怖」と、

その一方で、"この人なら受け入れてくれるかもしれない"という少しばかりの「期待」がある。

その「恐怖」よりも「期待」が大きくなったとき、初めて口を開くことができるのだと思った。

 

人身売買被害者である彼女たちが、

その過去について告白することに対して、

そこにどれだけ大きな恐怖があるのかを想像してみると、

私はそれだけでも恐ろしく感じた。

 

だからこそ、当事者でない私たちに必要とされているのは、

「受け入れる姿勢」ではないだろうか??

その姿勢を感じて初めて彼女たちは口を開くことができ、

そしてそれをきっかけに前を向いていくことができるのではないか。

私はそう感じている。

 

今なお家族のもとに帰れない、

受け止めてもらえないかもしれない、

目の前の人が「私」Judgeするのではないか、

そんなたくさんの不安を抱える中で、彼女たちは闘っている。

 

だからこそそんな環境下でも

思いを共有できる仲間、

喧嘩できる相手、

時には叱ってくれる人、

そんな人達が身の回りにいることが彼女たちにどれだけ大きな安心と希望を与えるか。

サバイバーたちと話しているなかで、その大切さを強く感じた。

 

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かものはしとパートナー団体の活動の最前線で感じたのは、

これらの活動が「サバイバーと同じ目線」「サバイバーと一緒に」つくろうとするものであるということだった。

 

彼女たちを理解し、受け入れようとする姿勢が支援者側に必要であり、

それが彼女たちにとって大きな支えになるということ。

 

このことを彼女たちのすぐそばにいる支援者だけではなく、

こうした日本のように遠く離れたところにいる私たちも

考えていきたい。

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