子どもが売られない世界を作るため、寄付・募金・ボランティアの協力によりカンボジア・インドをメインに活動する国際NGO

2014年09月04日

強さ、戦略、そして豊かな発想を兼ね備えた、3つのイノベイティブなインドパートナー団体とは?



10億人以上の人口を抱え、多様な言語を持つインドでは

貧困や性差別、文化、労働を求めた人々の移動など、
様々な問題が絡み合い
『子どもが売られる問題』が発生しています。

これらの問題を解決していくために、

そして被害に遭った女の子たちの尊厳が少しでも守られるために、

かものはしは一体どんな活動をしていくべきなのだろうか?

情報収集と模索の結果たどり着いた一つの結論が、
現地のNGOとパートナーシップを構築し、
お互い協力しながら問題解決を進めていく


というものでした。

なぜならその土地に根を張って活動を続けてきたNGOと一緒に支援をすることで、
支援者の皆様からお預かりしているご支援を
より効率的・効果的に問題解決に使うことができるからです。

同時に彼らが蓄積してきたデータをかものはしが整理し戦略を練ること、
そして反人身売買グループ同士が協調し、発展するための仕組みを構築することが
問題解決を早く、そして自立発展的に推し進める大きな力になると考えています。

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現在かものはしは
5つの現地NGOとパートナーシップを結び、
協力しながら事業を進めています。

その中から今回は3つの団体をピックアップし、

過去のブログと共にご紹介していきたいと思います。

Sanjog(サンジョグ)

サンジョグは2012年に発足したNGOです。
元々人身売買問題に10年以上関わっていた人たちが新たに立ち上げた団体で、
戦略的な発想と人身売買問題に対する深い洞察力、しっかりとした哲学、
それに加えて、事業管理、評価等を強みとしています。

かものはしは、サンジョグには問題解決を大きく進めていく成長性があると判断し、

サンジョグの成長を支援しています。

同時にサンジョグと協力し、いくつか共同で事業を行っています。

そのうちのひとつが、
Kaarya(カーリャ)プロジェクトです。

人身売買被害者はレスキューされ村に戻った後も、
差別や偏見、トラフィッカー(少女を騙し売春宿に売り飛ばす者)からの嫌がらせや脅し、
そして癒えることのない心身の傷に苦しめられることが多くあります。
サンジョグは、
そんな彼女たちと一緒にカーリャプロジェクトを行い、
心の回復を目的とした継続的なカウンセリングと
マイクロビジネス支援を行っています。
2013年度は、かものはしの支援で6人のサバイバーにこの支援を届けることができました。

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逆境とレジリエンス

こちらのブログでは、

被害に遭った女の子がサンジョグの支援を受ける中で

徐々に自らの尊厳を取り戻していくまでの過程が描かれています。

かものはしからの初期資金でマイクロビジネス(雑貨店、養鶏、仕立て屋、クリーニング屋等)を運営することで、
彼女たちは「コントロールされる側」から「物事を決める側」へシフトする。
家族の中でも、「重荷」でしかなかった彼女たちが、
「ビジネス」をして家計に貢献するようになる。
すると、家族の中での立ち位置も交渉力も少しずつ変わっていく・・・

サンジョグ代表ウマさんによる心理的回復を促すための支援、
そしてウマの支援を受けた被害者が
徐々に心の変化を遂げていくまでの過程を
問題解決の重要ワードとして近頃注目されている
逆境から立ち直る力、『レジリエンス』
という言葉を中心に説明していきます。

Kolkata Sanved(コルカタシャンブド)

人身売買の犯罪に巻き込まれた後、救出されて安全な環境で保護されていたとしても、
被害者の心の回復は非常に困難を極めます。
彼女たちは売春宿で恒常的に心理的、身体的暴力に晒されたあげく、
あたかも自分が罪を犯したかのような心理状況に追い込まれ、
家族の名誉も傷つけてしまう。

このような環境に一定期間以上身をおくことで、
レスキューされた後も彼女たちはこみ上げる恐怖や怒りから
周囲の人との関係が上手く築くことができず、
また自分自身も信じる事ができない、とつぶやく女の子も少なくありません。

そんな彼女たちの心の傷を癒し、

人生を歩んでいくためのプログラムを提供する
スペシャリスト団体がコルカタシャンブドです。

コルカタシャンブドが使う手法は、ダンスや体の動きを通じて、
自分の身体と心のつながりを再確認し、
自分の身体が自分のものであるという認識を取り戻す

というものです。
※参考に、以下の動画をご覧ください
Kolkata Sanved 10th year film
Creating for change
Sohini Chakraborty


その中には、仮面をつけて体を動かしながら、
心の悪に押し込めた恐怖を口に出せるようにするなど、

とてもユニークなものが多くあります。

そんなクリエイティブな手法が、
被害者が心と身体の尊厳を取り戻すことに大きく貢献しています。

コルカタシャンブドには、
様々なタイプのサバイバーがたくさん働いています。
その中には、人身売買の被害にあった女性も少なからず存在します。
だからこそ、
プログラムを受ける被害者が一体何を望み、

また被害者に対して自分たちが何を提供することができるのか、

それを誰よりも深く追求し、また求める人々で構成された団体だといえます。

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守られる側から、守る側へ

こちらのブログでは、
そんなコルカタシャンブドのメンバーが希望に満ちた生き生きとした表情で、
これ以上被害者を出さないために、そして傷ついた人々を救うために
より良い事業をつくっていきたいと熱く議論し合う場面を描いています。

「10年間のなかで卒業する前に出て行ってしまった子も何人もいるけど、
その子たちが何を考えていたのか、今はどう思っているのか、
聞いたことがなかったことに気がついた。
それが分かれば、これからダンスセラピーを受ける子に対してやめてしまう前に
何かできることが増えると思う。」

『被害者=支援を受ける人』という概念を打ち破るような、
力強く、熱く、そして誰よりも希望に満ちた女性たちの姿を
感じていただけるのではないでしょうか。

GGBK

GGBKはインド有数の人身売買被害者出身地域である
西ベンガル州南24区で活動を行うCBOです。
※CBOはある地域社会に根ざし、また当事者によって運営されている組織を主に指します。

彼らは被害者に対する経済、裁判、カウンセリング支援を継続的に行っています。
そしてGGBKは、
農村地帯で発生する人身売買を自分たちの問題、

言わば『当事者』としての意識を持って活動している団体です。

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CBOってなんだろう?

こちらのブログでは
CBOを詳しく説明するとともに、

被害者の抱える問題に全力で向き合っていく

ある一人の女性GGBK職員の姿に迫りました。

「私は、そばにいてほしいと願う彼女たちのために、
出来ることは何でもやります。
被害者の彼女たちは、わたしの娘と同じだと思っています。」


人身売買の発生地で働くことは、
同時に『トラフィッカー(少女を騙し売春宿に売り飛ばす者)』
という犯罪者との闘いを意味します。
そんな大きすぎるリスクを背負ってでも被害者を救おうとする、
その強い想いはどこから湧き出てくるものなのだろう。
何が彼女をそうさせるのだろう。
そんなことに注目しながら読んでください。

現在の状況を直接聞いてみたいという人へ

いかがでしたか??

かものはしのパートナー団体のこと、

そして彼らとともにかものはしが現地で行っている活動を

お分かりいただくことはできましたでしょうか。

かものはしでは毎月いくつかのイベントを通して、

現地の情報や団体の活動について"直接"そしてより"詳しく"お伝えしています。

・最新の情報を聞きたい
・疑問点を質問してクリアにしたい

・かものはしについてもっと知りたい


そんな方は是非一度イベントにもいらっしゃってください。

特にインドの問題について知りたいという方には、

10月22日に開催される活動説明会が特にオススメです。

ご都合宜しい方は是非お気軽にご参加ください!!

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