子どもが売られない世界を作るため、寄付・募金・ボランティアの協力によりカンボジア・インドをメインに活動する国際NGO

2013年08月30日

ヨーグルトまみれになる?インドのお祭り「ダヒーハンディー」

こんにちは!インターンの黒川です。
突然ですが、みなさんはインドに対してどんな印象を持っているでしょうか。

私がインドへ訪れる前は、インドという国は日本とは全く違って、どこか遠い存在であるという印象を持っていました。

しかしインドに訪れて文化を知ることによって、インドという国が好きになり、身近に感じられるようになりました。


また、私たちにはこうしたことを知らなければいけないことだったとも思うようになりました。

身分制度のカースト制など多種多様な文化・習慣が根強く残っているインド。
こうした文化は実は「子どもが売られる問題」に大きく関わっています。
この問題解決をしていく上で、「文化」を知ることはとても重要なことなのです。


そこで今回は、みなさんにインドの文化をぜひ知っていただけるよう、インドのお祭りというテーマの記事を書いてみました。

昨日、8/29に行われた「DAHI HANDI(ダヒーハンディー)」というお祭りをご紹介します。

別名:Janmashtami(ジャンマシュタミ)、Gokul Ashtami(ゴクルアシュトミ)とも呼ばれています。

このお祭りは、ヒンドゥー教のクリシュナ神の生誕を祝うお祭りなのです。毎年8月から9月に行われ、開催地はマハラシュトラ州のムンバイやプネーが有名です。


このお祭りの祝い方が、とにかくすごいのです!

この写真、何をしているかわかりますか?

130829_ダヒーハンディー1

これは高い場所に吊るされているつぼを叩いて割ろうとしている様子です。この写真は、かものはしのインド駐在スタッフが実際に去年撮影したものです。

つぼの中には、牛乳、ヨーグルト、バター、蜂蜜、果物などが入っています。吊るされているつぼの高さは6〜18メートルくらいです。建物の3階と同じぐらいの高さですね。

10082012314.jpgのサムネイル画像

その高い場所にあるつぼまで、このように人間ピラミッドを作っていくのです。なぜここまでしてつぼを割るのかと疑問に思われるかもしれませんが、もちろん理由があります。


つぼを吊るすロープには紙幣が結ばれていて、つぼを割ることができたら賞金が与えられるのです!

2009年の最高賞金は、250万ルピー(625万円)だったそうです!しかし、その大金を手にするチームはなかったとのことでした。

10082012302 2.jpg町中のいたるところにつぼがぶらさがっていて、チームごとにお揃いのTシャツを着て挑みます。数ヶ月前から練習しているチームもあるそうですよ。


ちなみに、何故つぼの中身がヨーグルトかと言うと、クリシュナ神の大好物がバターやヨーグルトだからです。

お祭りの名前にもなっているDAHI(ダヒー)とは、
日本語でヨーグルトという意味ですね。

こういった背景からこのお祭りが始まりました。インドならではのおもしろい発想だなと思います。


クリシュナ神をあまり詳しく知らない方もいらっしゃるとは思いますが、
一言で言うなれば、インド神話に登場する英雄です!

有名なヴィシュヌ神に匹敵するほどの人気があり、ゴウディヤ・ヴィシュナヴァ派では最高神に位置づけられ、他の全ての化身の起源とみなされています。

クリシュナという名の意味は、サンスクリット語で「すべてを魅了する方」「黒」を示し、青黒い肌の男性として描かれています。
ちなみに豆知識ですが、クリシュナには約16,000人もの妃がいたそうです!

130829_ダヒーハンディー2


そんなクリシュナを祝うダヒーハンディーのハイライトがすごいのです!
巨大人間ピラミッド!!!
ニュースサイトにその写真が載っているので、ぜひご覧ください。
ただただすごいの一言で、圧巻です。

彼らは危険を顧みません。もちろん下に落下用のマットも敷いていません。そのため、毎年大勢の負傷者が出るそうです。ちょっと怖いですね。


今回紹介した祭り以外にも、インドには多くのお祭りがあります。私がインドに訪れた際も大きなお祭りがあり、インド中で大盛り上がりでした。

インド人の中に私たち観光客も混ざり、その日はカースト制など身分も関係なくお祝いをし、みんなで楽しむことができました。


インド人の82%がヒンドゥー教徒です。ヒンドゥー教には多くの神様がいます。そのため、神様の誕生を祝うお祭りがインドには昔から行われているのです。

お祝いの仕方がすごく派手だなと感じます。
しかしそれは、頭だけではなく心と体全体で、神を感じ、自分が生きていることを感じる特別な日だからです。

こういったインドのお祝いの仕方は、今の日本では信じられませんが、昔の日本にもあったのではないかと思います。日本ですでに失われたものが、宗教や文化を最も重要視するインドにはまだまだ残っているのではないでしょうか。


お祭りは、その国の「文化」を知ることができます。宗教や歴史が絡んでいるからです。
日本ではなかなか体験できないインドのお祭り。
思わず笑ってしまうユニークなものもたくさんあります。

朝からお酒を飲み交わし、音楽をかけ、インド中が熱気に包まれるインド特有のお祭りが私は大好きです。日本全体が1日中行うお祭りは、今ではもうなかなか残っていないですよね。

知らない人と友だちなって一緒にお祝いするインドのお祭りは、
すごくエキサイティングですよ!
お祭りに合わせてインドへ旅行に行くのもおすすめします!


きっと昨日は、インド中がヨーグルトまみれですね。

まだまだ多くのお祭りがありますので、これからどんどんご紹介していきたいと思います。


黒川京子.jpgライター紹介:黒川京子
"旅×ボランティア"で世界一周を経験。その後、かものはしでインターンを始めた大学3年生。世界一周中に回った国で1番好きな国はインド。

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