2012年01月25日
「売春宿に戻らざるをえない」と主張する女性たち【1】
皆さま、こんにちは。共同代表の本木です。
今、インドのニューデリーに来ています。
世界の子どもが売られてしまう問題をもっとよく知り、かものはしに何ができるかを知るためです。
売春宿から売られてしまっている子どもを助け出す活動をしているレスキューファンデーションを訪れ、勉強させてもらっています。
今日は、先日聴講した売春に関する裁判の様子をお伝えします。
それは、レスキューされた女性たちを故郷のNGOの保護施設に保護するため、その許可を得るための裁判でした。
すでに、保護施設のNGOとは連絡がとれ、警察とも連絡がとれ、あとは裁判所の許可を待つだけだと思われました。
開始は2時ということでしたが、3時ごろにようやく女性たちがやってきました。
(レスキューファンデーションのスタッフは「インド時間だから遅れるのはしょうがないね、あはは」と言っていました。)
女性たちには、おばさん、もしくはおばあさんといってもいいかもしれない女性が数人付き添っていました。
売春宿のオーナーたちです。
女性たちと話をしたレスキューファンデーションのスタッフが慌てています。
なんと「女性たちは、GBロード(売春宿のこと)に戻りたいと言っている」と耳打ちされました。
元々彼女たちのほとんどは、騙されて売春宿に来ました。
警察と売春宿に摘発に入った段階で、彼女たちから「ここから出たい」という意思表示を確認したはずです。
(女性が18歳以上の場合、売春を続けるという意思表示をすると、その意思を尊重してレスキューはされません。)
今になって売春宿に戻りたいということはどういうことなのでしょうか。
保護された女性たちは、裁判の今日まで政府の保護施設に入っていました。
実はそこは、被害者を加害者のように扱い牢獄のような施設と言われているそうです。
物理的にも貧素な食事、汚い施設です。
女性たちはそこにいてひどい扱いを受けるなら、
これなら売春宿の方がまだましだ、と泣き出しました・・・
【2】に続く...
カテゴリー: 現地調査




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