子どもが売られない世界を作るため、寄付・募金・ボランティアの協力によりカンボジアをメインに活動する国際NGO

本木の現地レポート

2011年10月05日

【カンボジア警察】子どもを買う犯罪を見つけたときの通報手段

こんにちは
現在カンボジアより帰国しています、共同代表の本木です。

今回はかものはしが提携しているカンボジアの人身売買撲滅プロジェクトより
警察が設置しているホットラインについてご紹介します。

「子どもを買っている人を見たけど、どうしたらいいんだろう・・・」
そんなとき、電話で通報できるシステムのことをホットラインといいます。

人身売買対策チームでは、独自のホットラインを有しています。
ホテルなどで犯罪が起きやすいため、
カンボジアのほとんどのホテルには、このホットラインが掲示されています。

このホットラインがあることで、人身売買やレイプ、
ドメスティックバイオレンスといった
様々な犯罪に関する情報が市民から警察へと共有され、捜査に乗り出すことができるのです。

このホットラインは、24時間利用することが可能です。
カンボジアご旅行中に、不審だと思われることを見られた際には
ぜひ以下のカンボジア警察までご一報下さい。

カンボジア全州 023-997-919

このホットラインは2000年10月15日にまずプノンペンに設置されました。
開設してわずか4ヶ月間で293件の電話をうけとり、
6人の売春宿オーナーの摘発、75人の被害者の救出につながりました。

その成功をうけ、順次、他の地域にも広げることとなりました。

当初は全州共通のものだけでした。
この場合、プノンペンの本部に連絡がいき、そこから、また各州の地域に情報が送られます。
そうすると、どうしても連絡が遅れたり情報共有が難しいことから、
重要な州には、個別に設置をすることとなりました。

このホットラインについては以前、多くの苦情が寄せられました。

・情報を寄せる人は、カンボジア人だけではなく、
 外国人やベトナム人も多いにもかかわらず、英語やベトナム語の対応が出来ない
・電話をしても、誰も出ないことがある
・対応がとても悪い

といったことです。最近は改善を積み重ねてきました。
今回は、さらに改善するために、各州のホットライン担当者に集まってもらい訓練をすることとなりました。

訓練では、各州の実際にあった例を使用します。
これにより、各州のホットラインの状況、課題、学びが共有されました。

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 ・時々、テストコールをしてちゃんとホットラインが機能しているか確認すること

 ・被害者が通報した場合、 ストレスがたまった状態で乱暴な言葉を使ったとしても、
丁寧な言葉遣いにすること。

 ・ 情報提供者の連絡先を聞くこと。また、住所や職業なども聞くこと。
  通報者が電話を持っていないなどで、連絡が取れなくなった場合、
  地元の警察官が情報提供者を探すため
------------------------------------------------------------------------------------------------

このような学びは地道で細かいことかもしれませんが、
実際にホットラインを担当している各州のスタッフが
試行錯誤しながら得たものです。

それをスタッフが共有することで、普遍的なものとして広まっていくために
全体のレベルが少しずつ上がっていきます。

警察の摘発力向上は、買う人をなくすという面で非常に重要です。
人身売買を撲滅するためには欠かせません。

次回はこの訓練を間近で見ていた私が感じた想いについてご紹介したいと思います。

カテゴリー: 児童買春問題を知ろう

●みなさまからのコメント

[11.10.14 00:04] 児玉 千津子さん

ホットラインができて本当に良かったです。スピーディーに確実に子供を助け、組織を摘発するには最適な方法だと思います。ご苦労があったとおもいますが、実現できて大きな成果が上がればご苦労が報われると思います。

カンボジアのこどもにかわり言います「ありがとう!かものはしのみなさん」

[11.10.21 11:00] かものはしプロジェクトさん

児玉さん、コメントありがとうありがとうございます。
あたたかいお言葉本当にありがとうございます!
今回ホットラインを設置し実際に摘発が行われて嬉しく思います。
ひとりでも多くの子どもたちを救えるよう、これからも支援を続けていきます。

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