子どもが売られない世界を作るため、寄付・募金・ボランティアの協力によりカンボジアをメインに活動する国際NGO

本木の現地レポート

2011年07月11日

未だ奴隷は存在する -ハリウッド女優と国連が人身売買への基金を設立-

みなさん、こんにちは。
今回は21世紀の奴隷についてお話します。

現在、多くのグローバル産業が存在し、
世の中には何百万という数の商品が常に行き交っています。

みなさんはこの状態を、現代の成功実績だと思われますか?

しかし実際には、これは240万人もの人々が
奴隷のように働いたことによる実績です。

国際連合薬物犯罪事務所(UNODC)の報告によると、
21世紀を迎え10年が経つ現在でも、性的搾取や強制労働により、
自らの意思に従って生きることのできない人々がたくさんいます。

これに対し、UNODC(国連薬物犯罪事務所)は、国際女性デーである3月8日に
人身売買被害者に対して、新たに小規模融資基金を発表しました。

人身売買被害者の3分の2は女性や子どもです。
小規模の融資が提供されることは、女性や子どものように、
経済的に困難な立場にある人も融資されるという点で、
人身売買問題の解決にも大きく貢献するといえます。

この機構の設立時、UNODCの親善大使であり、アカデミー賞受賞女優であるミラ・ソルヴィーノは、
仕事を通して、家から盗まれてきたり、両親の都合で売られた少女たち、
奴隷化され、疲弊するほど働かされる男性たちを
自らの目で確認してきたそうです。

UNODC代表理事のユーリ・フェドートフによると、
この取り組みは、人身売買に闘う世界計画の
具体的な第一歩であり、人身売買を終わらせるための手段として、
融資を最も必要とする人々に本質的な違いを生み出すことができるそうです。

実際にイギリスの性産業へと売られたリトアニア人の少女は、
「私たちはただ、普通の人間としての敬意を持って扱われたいのです。
貯蓄することや雇用機会を得ること、より高等な教育を受けることは、しばしば難しい。
私たちは評価されたくない。ただ、普通に生きられるように導いて欲しいだけです。」

と話しています。

UNODCは、ヨーロッパだけで年間2400億円ものの人身売買が行われ、
多くは貧しい地域からですが、大陸中で14万人の人が暴力、虐待、腐敗という
悪のサイクルに囚われていて、5人の犠牲者の内1人は子どもである
と推測しています。

「私たちの仲間である人類が、人間ではなく、物のように売られている。
今こそ、私たちがこの恐ろしい行いに対する態度を改め、
この犯罪を撲滅するために働きかける時である。」と、代表理事のフェドートフは話しています。

このような人身売買の被害を食い止め、
少年少女が子どもとしての尊厳を傷つけられることなく、
将来がより明るく豊かなものになるために、かものはしプロジェクトは活動しています。

かものはしプロジェクトでは、特に子どもが性的に売買されることがないよう、
警察を支援し、買う人を逮捕できるようにしたり、貧困層に仕事を提供したりしています。

かものはしプロジェクトの活動についてはこちらをご覧下さい。

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参考記事:Slavery in the 21 st Century - Hollywood actress, UN launch fund for human trafficking victims

カテゴリー: 児童買春問題を知ろう

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