一家の命運背負う15歳の少女
こんにちわ、駐在員の大窪です。
今回はコミュニティファクトリー事業に参加する
研修生を一人紹介します。

写真の子の名前はインちゃん。15歳。
タナウガイ村の出身で自転車で1時間半かけて
学校に通ったことはありません。
お母さんは亡くなり、その後お父さんは
タイへ出稼ぎに出たまま音信不通になりました。
今は、おばあさんと3人の弟妹と暮らしています。
15歳ですが一家の稼ぎ頭にならなければいけません。
一家の命運を背負っている一人一人の子たちが、
この職できちんとした収入を得られるように、
私たちは頑張ってその環境を作り上げていかなければなりません。

先日、AIDSが発症しインちゃんの6歳の弟が亡くなりました。
お葬式を開くお金もなく、弟が病院にかかったお金は借金です。
タイに出稼ぎに出たまま帰らない、と聞いていたお父さんは
実はHIVに感染し亡くなっていました。お母さんも同様です。
お父さんとお母さんは弟が生まれる直前に
感染したのではないかと考えられます。
インちゃんと妹2人は感染していません。
しかし、近所にはHIV/AIDSで家族がなくなったというウワサが広まり、
今後は村で差別を受ける可能性が高くあります。
最近では研修にもなれ、カメラを向けると笑顔でピースサインを
するぐらい快活に元気を取り戻してきた彼女でした。

今回お家を訪ねたときには涙を浮かべ打ちひしがれた
インちゃんに会い胸が痛くなりました。
私たちに今出来るのはスタッフから有志でお金を集め
心ばかりの香典を渡すことぐらいでした。
せめてもの救いは、このような状況に至っても、都会に出稼ぎに出ずに、
私たちのコミュニティファクトリーでこれからも働き続けてくれることです。
今後、同じような状況に陥る家庭を守れるよう
研修終了後にはコミュニティファクトリーに
セービンググループを主体とした社会保障制度を取り入れること、
「安全な出稼ぎと人身売買の危険性」にプラスした
「正しいHIV/AIDS教育」の啓蒙活動を行うことを考えています。
本当に、この村に住む不利な状況にある人たちの生活を向上できるように
いち早く貢献できる結果を出したいと心から思いました。
07年03月14日








インちゃん、頑張って!私は何もしてあげることができません。ささやかな募金と只インちゃんの幸せを祈るだけです。かものはしのみなさん、インちゃんのそばで支えてあげてください。インちゃんとインちゃんの家族に笑顔が戻りますように。みなさんの活動を応援しています。
Jinさん
かものはしプロジェクトの岩下です。
コメントいただきありがとうございました!
農村でのコミュニティファクトリー事業もようやく走り始めました。
インちゃんをはじめとした女性たちによる職業訓練が、早く収入に繋がり、笑顔で生きていけるようスタッフも全力投球しています。
今後とも応援宜しくお願いします!
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