カンボジア織物商業の実態
こんにちは、カンボジア駐在員の大窪です。
現在かものはしでは、農村での収益を向上させようと
カンボジアの伝統絹織物を日本で販売するプロジェクトを
始動させようとしています。
今日は、そのカンボジアン・シルクの
マーケティング情報について書きたいと思います。
「カンボジアのとある州の絹織物を海外輸出向けに
質とデザインを向上させた効果があり、収入を$20から$60へアップさせた。」
(International Trade Forumのマガジンより)
カンボジア商業省International Trade Forumの技術協力部の
Directorいわく、
「シルクを売ることにより収入向上したほとんどの人は
生活状況が改善され、村の貧困は削減された。」そうです。
年間約4億円以上の絹がカンボジアから輸出されています。
主な輸出先はフランス、イタリア、日本、スイス。
5年後には年間輸出額25億円以上を目指しており、
現在アンコールワットの近くには1360万人のカンボジア人が
絹を扱うショップをオープンさせました。
ほとんどの国が、手工芸品の輸入には低い関税、
または関税なしという特別協定をカンボジアと結んでいるそうです。
しかしながら、カンボジアの絹糸は
カンボジア国内の需要の2%しか満たしていません。
クメールルージュ時代の終わった頃は
たった15ヘクタールの桑の木畑しか残されていませんでした。
それゆえ桑畑の拡大は必須なのです。
International Trade Forumは2002年に
Cambodian Silk Forum/the Khmer Silk Village Associationを設立し、
カンボジアシルクの輸出と製品向上をサポートしています。
問題は、カンボジアの農民は伝統的に稲作を行っており、
稲作から離れて絹生産だけに従事するという考えを持っていないことです。
そのため、農繁期には絹の収益をあげるビジネスに興味をなくし、
稲作を優先させる傾向にあるそうです。
また予想できなかった問題として、職場環境が悪く、
教育水準が低いために織子の能力が低いことが挙げられています。
また、織子の中での分業がされておらず、
一つの家庭内で染めるところから織り上げ、
仲買人に売るまでの全工程が行われているため
効率的ではないことも問題です。
今度、シルク製品について、Cambodian Silk Forumに
調査をするのがネクストステップになりそうです。
06年10月14日
[駐在員日記]









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