子どもが売られない世界をつくる | 認定NPO法人かものはしプロジェクト

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カンボジア

【後編】カンボジアでのパーティーで気付いた大切な3つのこと

昨日に引き続き、
コミュニティファクトリー5周年記念パーティーの報告をいたします。
(昨日のブログはこちらからご覧ください。)
午後は、支援者の方々や女性たちの両親が、
コミュニティファクトリーを見学しに行きました。
かものはしのスタッフが商品製作の行程を説明しました。
1016993_630230207021134_1939249304_n のコピー 2.jpgスタッフからの説明を真剣に聞いています。
女性たちの両親は、自分たちの子どもが普段働いている場所を見ることができ、とても安心している様子でした。
自分がやっていることを理解してもらうことは、とても大事ですよね。
私も今カンボジアでインターンをしていることを
両親に理解してもらえると、さらに頑張ろうという気持ちになります。
また、頑張っている姿を見せたいなという気持ちにもなります。
一方女性たちは、その時間に、
日本からきているゆるかものみなさんにお化粧をしてもらっていました。
IMG_5303 のコピー.JPGみんな、見たことのないお化粧用品やお化粧の仕方にうきうきです。
「私も!私も!」と会場は大盛り上がり。
詳しくは来週にアップするブログをご覧ください。
お化粧タイムの後はミュージックライブ。
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い草雑貨を使ってのファッションショー。
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ゆるかものみなさんも頑張って女装しました。
IMG_5411 のコピー.JPGその後は、劇と続きます。
今回の劇は出稼ぎにいくことの危険さを表現しました。
そこからゆるかものみなさんからの出し物、
最後にみんなで歌とダンスと続き、パーティーは終わりました。

前編の冒頭にも述べましたが、
私は今回このパーティーの担当として約2ヶ月間準備をしてきました。
その中で、一学生、一インターン生として純粋に思ったこと、
国際協力をしていく中で大切だと思ったことを
みなさんにお伝えします。
今回のパーティーを通じて、強く感じたことが3つあります。
まず1つ目は、
「国に関係なく、あらゆる人にご支援していただいていること」です。
今回のパーティーには多くの方々をご招待させていただきました。
招待をしている際に、カンボジア人の方が多い中、
西洋人の方やアメリカ人の方とも強く繋がり、本当に多くのサポートを
いただいていることを強く実感しました。
そしてもちろん、日本からも約3000名のサポーター会員さまや、
他にも様々な形で応援していただいています。
このような世界中の方々のサポートがあるからこそ、
コミュニティファクトリーが5周年を迎えることができ、
パーティーも開くことができたのだなと実感しました。
今かものはしが解決しようとしている問題は、
世界中の方の力を借りなければ解決することができないほど
大きな問題です。
その問題解決に向け、さらに多くの方の力が必要であるということを
はっきりと感じました。
今まで応援してくださっているみなさま、
そしてこれからも応援してくださるみなさまへの恩返しとして
今回のパーティーを含め、これからもどんどん活動報告をしていきたいです。
また初めてこのブログをご覧になられた方には、かものはしを応援してくださるきっかけになっていただけるととても嬉しく思います。
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ところで、みなさんはご存知でしょうか。
かものはしプロジェクトの定款第3条には、このように記してあります。
NPO法人かものはしプロジェクトは、
「世界中の子どもや若者達に対して、
強制的な商業的性的搾取を中心とした児童労働、
人身売買の被害にあうことを防止するための事業を持続的かつ発展的に行い、より多くの子どもや若者達が未来への希望を持って生きられる世界を
実現させることを目的とする。」

つまり、「子どもが売られない世界をつくる」
そしてその先にある「子どもたち・若者たちが未来への希望を
持って生きられる世界をつくる」
ということです。
この大事なミッションを今回改めて考えさせられました。
「子どもたち・若者たちが未来への希望を持って生きられる世界をつくる」
このミッションが、私が感じたことの2つ目につながります。
「どんな環境で生まれたとしても、生きることの喜びを知ってほしい」
ということです。
今回の女性たちの表情を見ていると、
普段働いているときには見られない表情がたくさん見受けられました。
お化粧をしてもらっているとき、ファッションを楽しんでいるとき、写真をとってもらっているときなど、様々な場面でです。
その嬉しそうな表情を見ていると、
最貧困層の女性ということを忘れてしまいます。
このパーティーも日本人カンボジア人に関わらず、
みんなで楽しさを分かち合いました。
IMG_5335 のコピー.JPG彼女たちも一人の女性一人の人間です。
お金がないという理由で様々なことが制限される、もしくは
色々な選択肢があることを知らないまま生きてほしくはありません。
だまされて売られ、人生の選択肢がなくなることなんてもってのほかです。
今回ゆるかもが、タイムカプセルを埋めました。
そこでは、たくさんの女性たちが将来の自分に向けてメッセージを綴っていました。
IMG_5435 のコピー.JPGかものはしのスタッフになりたい、お洋服屋さんを出したい...
かものはしのコミュニティファクトリーは、
将来に向かって前向きに生きていくことができるように、
女性たちをサポートする場所でもあります。
今後も女性たちが活き活きと過ごせるように、
そのための環境作りやサポートを頑張っていきます。
ぜひ応援していただけると幸いです。
最後に、改めてこのパーティーを開催することができ、
本当に嬉しく思っています!
何度もカンボジア人スタッフと衝突することもありましたが、
最後までやりきることができて本当によかったと思います。
関わってくださった全ての方々に心から感謝いたします。
ありがとうございました!!

3つ目のかものはしのポリシー
私たちは
「あなたがうれしいと、わたしもうれしい」
をモットーに
支援する、されるという立場をこえて共に笑顔になれる関係を創ります。

これが私が感じた大切なことの3つ目です。
自分だけではなく、相手も一緒にHAPPYな環境、関係を創る。
とても重要なことです。
今回のパーティーを通じてこのポリシーを体感できた気がします。
私もインターン生活残り2ヶ月、
もっともっと貢献できるよう頑張っていきたいです!

IMG_2477.JPGライター紹介:田中將介

大学まで野球を続ける野球少年。カンボジアとの出会いが大きく人生を変える。思い切って大学を休学し、かものはしでインターンを始めた大学2年生。

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