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カンボジア便り

2012年01月12日

コミュニティファクトリーの女性が家出・・・【後篇】

スオスダイ!(こんにちは) カンボジアよりインターンの清水です。

先日家出してしまった女性の記事の続きです。→先日の記事はこちら


私たちはレストランのオーナーと相談し、彼女にとって一番いい方法を一緒に検討しました。

幸いレストランのオーナーは非常に理解のある人で、ヤサに家に帰ってもう一度かものはしのファクトリーで働くことを勧めてくれました。

その結果、ヤサも納得してこれからはまたファクトリーに戻って一生懸命働きたいと言ってくれました。


Lin_restaurant.JPG


そうして私たちは彼女を連れて家に戻りましたが、問題はまだ解決していません。

なぜなら彼女が家を飛び出してしまった根本の原因である家庭の問題、特に家族との不仲と借金の問題は何も解決していないからです。


そこでソーシャルエンパワーメントチームは彼女の家族だけでなく親戚一同、村長さんや隣人の人を集めてミーティングを開き、お金の問題をどう解決するか話し合いました。


その結果、以前からの借金を2つに分け、ヤサが払うものと、お姉さんと旦那さんが働いて払うものを分けることでお互いが納得しました。


またヤサが払わなくてはいけない借金に関しては、かものはしがお給料を前払いすることで解決し、その分今後の月々の給料から差し引いていくことで合意しました。


お姉さんと旦那さんも借金をヤサ一人に押し付けようとしていたことを反省し、これから少しずつ働いて返していくと約束してくれました。


その上で、口約束だけでは同じことの繰り返しとなってしまう可能性があるため、この内容を契約書にし、村長さんや親戚の人が証人となって双方がサインをすることで約束としました。


今回のケースのように、田舎で生まれ育った彼女たちは、都会にでればもっとお給料のいい素晴らしい仕事がみつかると信じきっており、しばしば非常に危険な道に進んでしまいます。


今回はソーシャルエンパワーメントチームの日々の努力が実り、最悪なケースを避けることができましたが、今後も都市部の開発が進むにつれてこのようなケースが増えていくと予想されます。


ファクトリーで働く女性達が、人身売買などの危険な道に進んでしまわないよう、今後さらにソーシャルエンパワーメントチームと彼女たちの関係を強化していくことが必要です。


私たちの願いはただ一つ、彼女たちが毎月一定の収入を得て安心した生活ができること。そのためにこれからも、日々私たちがサポートできることを全力で取り組んでいきます!


●みなさまからのコメント

[12.01.20 14:57] 児玉 千津子さん

ヤサさんが無事にファクトリーで働くことができるようになって、よかったです。ヤサさん一人では解決できない問題であったと思います。
親族のいじめや虐待はなかなか目に見えず、部外者が口を挟むのはプライバシーの侵害、ととらえられてしまいます。ファクトリーとの信頼関係があればこその解決だったとおもいます。これからもきめ細やかな支援を続けてください。応援しています。

[12.01.31 15:10] かものはしプロジェクト

児玉さん コメントありがとうございます!ソーシャルエンパワーメントチームの日々の努力が実り、最悪なケースを避けることが出来ました。これからも、1人でも多くの子ども達を救うことが出来るよう努力していきます!

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