2011年11月22日
コミュニティファクトリーで働く女性の悩み~女性の自立編~
皆さん、こんにちは!カンボジア事務所より、インターンの清水です。
今回は前回の続きで、私がこちらで取り組んでいるコミュニティーファクトリーで働く女性の
問題を解決するプロジェクトの内容をお伝えします。
前回は、お金の問題から家族との不仲に発展してしまったケースをご紹介しました。
次はファクトリーで働く女性の自立のストーリーです。
今回のファクトリーの女性は、リナ(仮名)。
彼女は18歳で、ファクトリーで働き始めてまだ3カ月です。
彼女は初め体調が悪く頭痛が止まらないことから、ファクトリーを休みがちでした。
ソーシャルエンパワーメント(以下、SE)チームは彼女を近くのヘルスセンターへ連れて行き薬を出してもらいましたが、
1週間後薬を飲んでも治らないので、ファクトリーを辞めたいと彼女から言ってきました。
そこでSEチームは、彼女と1対1で詳しくカウンセリングをしたところ、
実は彼女には恋人がいてもうすぐ結婚すること、
その旦那さんの実家が遠くにあるため、彼についていくので
ファクトリーを辞めたいと思っていることがわかりました。

カンボジアのヘルスセンター
彼女の話では、旦那さんの実家はたくさん田んぼを持っているため、
将来仕事にもお金にも困らないとのことでした。
かものはしとしても、ちゃんとした旦那さんをもらってファクトリーを辞めることは
歓迎すべきことなのですが、カンボジアでは騙されて
結婚後に旦那さんに逃げられてしまうケースもよくあるため、
その人が本当に信頼の置ける人かどうか、念には念を入れて確認する必要があります。
そこで、私たちSEチームは彼女の家を家庭訪問し、お母さんに話を聞きました。
すると、リナの旦那さんは、実は彼女の従兄にあたる人で、お母さんも小さなころからよく知っている人だったのです。
2人は3年前から交際をしているが、とても優しくて頼れる旦那さんであること、
その上彼の家庭は貧乏ではないので安心であること、
またお母さんも叔母さんも来年には旦那さんの家に行って、
家族全員一緒に住む予定であることなどを話してくれました。
彼女のお母さんの話を聞いて、旦那さんが信頼のおける人であることがわかったため、
SEチームとしても彼女のファクトリー卒業を祝福してあげようということになりました。
そこで、月に2回あるファクトリーのワーカー全体ミーティングの際に彼女の話をし、
みんなでおめでとうと声をかけ、彼女はファクトリーを卒業していきました。
私たちが望むことは、女性たちが長期的にファクトリーで働くことはもちろんですが、
例え彼女たちがファクトリーを卒業したとしても、その後も継続的に
安定した生活がおくれることです。
そのためのスキルをかものはしプロジェクトのファクトリーで学んで、今後の人生に活かしてほしいと願っています。






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