
※写真はイメージです
カンボジアの農村では、貧困ゆえに多くの子どもや女性が児童買春・人身売買の危険にさらされています。中には、10代前半の子どもが、ドラッグ漬けにされながら、強制的に体を売らされている現実もあります。
被害にあってしまうと、身体面では妊娠、エイズ、性感染症の危険にさらされます。精神面では買春が心の傷となり、一生苦しむこともあります。
これは、人権を侵害する深刻な問題です。

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家族のために出稼ぎに出る少女
カンボジアの農村に、一人の少女がいた。父親は早くに亡くなり、
一家はとても貧しい状態。
ある日、村に「プノンペンでメイドの働き手を捜している」という男が現れた。母親に頼まれた彼女は男についてプノンペンの町に行くことにした。16歳の時だ。彼女の母親は、男から50ドル(6,000円)を受け取った。
騙された・・・。仕事は身体を売ることだった。
プノンペンについた彼女は、自分が騙された事に気付いた。彼女は50ドル(6,000円)で買春宿に売られてしまったのだ。部屋には窓も無く、外から鍵をかけて閉じ込められた。
泣いて抵抗すると、見張りの男に殴られた。
「カンボジア、他の民」和田 博幸より、一部改変
電気ショックの傷跡が生々しく残る姉妹との出会い
私がこの問題を最初に知ったのは、大学生のときに東南アジアを訪問したときです。買春の被害にあった子ども達を保護する施設で、6歳と12歳の姉妹に出会いました。彼らは家が貧しかったために、買春宿に売り飛ばされ、電気ショックを与えられながら無理やり働かされていたところを保護されたのです。買春宿に売り飛ばされた後、HIVで死亡したり、自殺したりする子も少なくないことを知ったとき、「こんなに小さい子どもたちが、どうしてつらい目にあわなければならないのか…」と、強い怒りと悲しみがこみあげました。
また、別の施設で出会った5歳の女の子は、母親が17歳で買春被害にあってHIVに感染したことにより母子感染していました。彼女と一緒に過ごしたとき、児童買春の深刻さを肌で感じました。生まれながらにして過酷な運命を背負わされている状況に、彼女たちのためにすぐに何か行動しなければ、と強く感じました。
カンボジアのとある村の20~30%の農民は、田んぼは非常に
小さく1年のうち6ヶ月分のお米しかとれない農民もいます。
子どもたちは学校に行くことができず働かなければなりません。もし、家族の誰かが病気になった、天災により米の収穫が少なくなった、そうなったとき、子どもたちは人身売買の危険を冒して出稼ぎにいきます。「都会によい仕事がある」と人身売買業者がささやくのです。
そうして行った先は「買春宿」、そして身体を売ることを強制されるのです。

わたしたちは、農村にて子どもや女性達が体を売らずとも安心して暮らせるように、
職業訓練と雇用を提供するプロジェクトを行っています。
村の女性達に職業訓練と雇用を提供し、子どもが学校に通えるようになることで、
出稼ぎに行く必要がなくなり、児童買春・人身売買の被害を未然に防ぐことができます。
また、ファクトリーで制作したハンディクラフト商品をカンボジア国内や日本で販売し、
得た利益で運営を自立的に行うことで、持続的な事業として展開していきます。

- ファクトリーで行われている職業訓練

- 学校に行けるようになる子どもたち
あなたも、是非、かものはしサポーターになって下さい










